大好きな映画です❣️
2009年にインドで公開され、歴代興行一位を達成、世界に広がり日本では2013年に公開されました。観に行き、凄く好きになった映画です。
何回も観てますが、久々に鑑賞。
インド映画なので、もれなく長いです。170分。最近の映画に比べたらそれ程でもないか。一応、インターミッションがあり、一部 二部の構成。だけど、一気に観たくなる映画なので、時間のある時に観てます😀
真の友情や幸せな生き方や競争社会への風刺を描いたヒューマン・ストーリー。また、インドでも多くなっていた自殺問題にも触れている。ですが、他のインド映画と同じく、泣いたり、笑ったり、踊ったり、色々満載☀️

インドのエリート工科大学で青春を謳歌していた主人公は何故、卒業後、行方知れずになったのか。十年後、青春時代の物語と交差させながら、その謎を追っていくロードムービー的要素とミステリアスな面もあるストーリー。

原題の『3idiots』は、「3バカ」
3人の馬鹿者達(いい意味で)の物語です。
   

🌟主人公のランチョーをボリウッド界のスター✨アーミル・カーンが演じてます。
シャー・ルク・カーン、サルマーン・カーンとあわせて"三大カーン"ですって。
古いタイプの男前❗️私はなぜかこのタイプに惹かれます💞
   
アーミル・カーンの名前は知っていましたが、観たのはこの映画が初めてでした。
撮影当時、彼は44歳。しかしこの役を熱望し、体を絞り、撮影中はお肌をみずみずしくみせる為に毎日4Lの水を飲んで潤いを保たせていたとか。(やはり水分大事なんだね💦)
大丈夫❗️若い✨
彼の役はランチョルダース・シャマルダース・チャンチャルという可笑しな名前。
ランチョーと呼ばれています。
成績優秀な学生だが、自由な発想の持ち主で発明に熱中したり、友と楽しんだり。一番じゃないとダメ、という競争を教える教育の仕方に疑問を持ち、学長にも もの申すことができる。

🌟そして親友のファルハーン
演じるはR・マーダヴァン。
彼も撮影時は39歳。
ファルハーンは中流階級の家の出で、お父さんは何としても息子にエンジニアになってほしくて、たった1つのクーラーを息子の部屋につける、という力の入れよう。
しかし、ファルハーン自身は写真を撮るのが好きで、特に動物の写真を撮るのが上手いんです。なので、成績は悪い。

🌟そしてもう一人の親友のラージュー
演じるはシャルマン・ジョーシー。
彼は撮影時は30歳。他の二人とのバランス的にちょうど良いのかも。
ラージューはかなり生活の苦しい家庭。その為、家族の期待を一身に受けている。工学が好きなのだが、色々なプレッシャーが有る為か力を発揮できず、成績は悪い。彼は色々優しいんだと思う。

🌟そしてヒロインのピア
ボリウッド界きってのセレブ女優のカリーナ・カプールが演じてます。ホント美しい✨
ピアは大学の学長の娘で医者を目指している。なんでも値段で価値を計る男と婚約しそうなところでランチョーと出会い、目覚める。

皆さん、美男美女ですね✨

🌟そして、ウイルス学長❗️
なんでも競争❗️良い点数をとり、いい会社へ就職することだけを教える。しかも、意地悪だし、嫌なやつなんです。娘には優しいのかもしれませんが…
しかし、このやな学長を演じたボーマン・イラニという人は、大学卒業後ホテルでスタッフとして働き、その後母親のパン屋を引き継ぎ、その後 写真家として活躍し、その後 演劇活動を始め2001年にデビューした方だそうです。
なんか、この映画の3人を全部一人で経験したような方ですね😃びっくり❗️

ストーリーはファルハーンが飛行機にのり、まさに出発しようとするところで電話。それは10年前に消えた友がやって来るだろう、というもの。
なんとか飛行機から降り、もう一人の親友ラージューをひろって約束の場所、ICE工科大学へ向かうが、そこで待っていたのは…

ま、ランチョーではなかったのですが、チャトゥルという学生時代、勝手にランチョーをライバル視していた奴なんです。そいつが、ランチョーの居場所を知っている、と。
そこで、3人で車に乗って向かう道中、ランチョーとの出会いから、を思い出していきます。
割りと、この頃から伏線が色々あります。

変な先輩のいる寮生活から始まり、学長の嫌がらせ、ランチョーと同じように工学を愛していた先輩のロボの死…なんかドローンみたいなもの発明していたのに😢
このジョイ・ロボ という学生をアリー・ファザルが演じてます。まだ無名に近い彼ですが、今では『ナイル殺人事件』にもでたり大出世ですね。
  

そして、なんとかランチョーの家まで行き(豪邸)、ランチョルダース・シャルマンダース・チャンチャルに会った❗️と思ったら別人だったんです😨でも、彼は間違いなくランチョルダース…以下略…で。そして、壁にはICEの卒業証書が❗️そして卒業写真には別人が❗️ええーっ驚愕😱❗️…したところでインターミッション。

これは続けて観ざるを得ないでしょう😁

後半は…
是非、観て楽しんで下さい。
あ、Wikiはネタバレしているので鑑賞前にみない方がいいと思います😅

インド映画、突然踊り出して苦手、という方でも大丈夫と思います。ダンスは控えめ。恋におちた時ぐらい。あと、もう一回か。
      

自分らしく生きる事や学ぶことの大切さ。親への感謝など、今更ながらですが、大切なことを教えてくれる映画です。

笑いもたっぷり。
チャトゥルのスピーチシーンは笑えます。海外在住のインド人のチャトゥルはヒンドゥー語が苦手で、訳してもらった原稿を丸暗記してたんです。それをランチョーが「奇跡(チャマトカール)」という単語を「強姦(バラートカール)」に改ざんしてたんで…なんか、へんな具合にマッチして、学生は大笑い、学長はキレる😠。肝心のチャトゥルはわかってないもんだから、すごーく上手いスピーチしてる風でノリノリで、余計に大笑いできるシーンなんです。
しかし、近年のインドでの悲惨なニュースをみていると「強姦」という言葉では笑えないな、とも思います。
今回の字幕は苦心したのか「ゴーカン」とカタカナ表記でした。
笑えないな、と思いつつもチャトルの熱弁が面白おかしいシーンです。ま、この事で更に一層チャトゥルの怒りをかうわけですが…学長からも。

ま、チャトゥルも悪い奴じゃあ、と思ってたらやっぱ10年後もやな奴で😅   

後半も益々見処ありです。
3人は上手く卒業できるのか?(まあ既に10年後の姿がでてますが)そして就職できるのか❓️
果たして、あの時のランチョーだった人物の謎とは❓️彼に会うことはできるのか❓️

ピアのお姉さんのお産シーンは特にドキドキです。大雨で車が出せず、校内で産むことに。でも更にトラブルが。

「きっとうまくいく」「Aal iss Well…」とは…
イギリス統治下のインドで夜警がこの言葉「All is Well」を呼ばわりながら街を廻っていたことから。この言葉をきくと安心していたランチョーの口癖。廻りにも広がっていき、安心し、勇気を与えてくれる言葉となります。

終盤にでてくるラダックの美しい湖。
心洗われます。

「うまーくいく、うまーくいく」と唱えたくなります✨


 なぜかBlu-rayもDVDも日本語吹替がありません。なので私は、今年のお正月にBSプレミアムで放映した字幕版とかなり前の正月深夜に民放でした吹替版とを交互に観て楽しんでます☺️

でもDVDには特典画像などもあるので楽しめますよ😀