関西にいた頃、歌舞伎は何回か観に行き、今でもTVで観たりすることはありますが、映画館でのシネマ歌舞伎は初めてです☺️
今回は片岡仁左衛門さんと坂東玉三郎さんの共演❣️二人とも好き💕

話も昔漫画で読んだことのある『桜姫』🌸のお話だったので、わかりやすいかと。
華のある舞台のようだし。春だしね🌸
読んだ漫画とは木原敏江先生の「花の名の姫君」桜姫の物語。 最初、可愛らしいお姫様のお話かと思い、中古本買って読んでたらびっくりしました❗️
「桜姫 東文章」は 鶴屋南北の作品。鶴屋南北作品は「四谷怪談」などもそうです。
どちらも奇想天外で、男女の色恋、心変わり、裏切り、殺人、幽霊などがでてくる。
非常に人間臭いお話なんです。

そして今回の舞台✨
歌舞伎はストーリーを知っていた方が楽しめるので、少しネタバレ紹介していきます。
        
いきなり坊さんと稚児の心中❗️
しかし、坊さんは死にきれず…
この坊さん、清玄を仁左衛門。稚児 白菊丸を玉三郎が演じます。
玉三郎の男装❗️(…というか、元々男性♂️だった💦)ちゃんと子供っぽい表情で美少年を演じてます。

17年後、その後、修行を積み、偉いお坊さんとなった清玄の前に玉三郎演じる桜姫🌸
大変な美女ですが、生れつき、片方の手が開かず、出家して尼になろうとしています。しかし、彼女の手が開いた瞬間、ぽろっと香箱が❗️
それは白菊丸が心中の際に持っていたもの。
姫は白菊丸の生まれ変わりなのか❓️

実はこの桜姫には秘密があって、かつて家に押込み強盗が入った際にその男に犯され、しかも子供ができていたんです。そして、なんと、桜姫はその男の事を忘れられずにいたんです😳
なんと、まあ…😨
その男の腕にあった釣鐘の刺青を自分もしちゃうほど。とんだアバンギャルドなお姫様です。

その釣鐘の権助と巡り逢う❗️
このワル、釣鐘の権助を仁左衛門が演じます❗️
高僧の清玄さまとの二役❗️
声色も変えて、こっちは眉毛もキリリといかにも悪そう。…でも魅力たっぷりなんです。

…でまたこんな展開に❗️
桜姫の官能的な表情、権助の悪党の魅力たっぷりさ。半世紀以上コンビを組まれている仁左衛門、玉三郎の息のあった演技で引き込まれます。
それでもこのお二人で「桜姫東文章」を演じるのは実に36年振りとのこと。

シネマ歌舞伎の冒頭でお二人のインタビューがあり、仁左衛門さんが、緊張はいつもするが、この36年振りの桜姫の初演は、凄く緊張した、と話されてました。
皆さんの期待値も上がってるだろうし…と。

いやいや、まだ、前半だけど、期待以上ですよ☺️素晴らしい✨

私はこの片岡仁左衛門さんが昔から好きなんです。
ご本人は涼しそうで、優しそうなお顔。

そして、片岡孝太郎(←彼は片岡孝太郎を名乗らず、ずっと本名の片岡孝夫で活動されていたそうです。失礼いたしました🙇‍♀️💦以下、訂正していきます。)を名乗っていた時代の彼を映画『必殺』で観て❣️
凛々しくて、男前❗️格好いい✨

実は、片岡仁左衛門さん=この片岡孝夫さん❗️と知ったのは最近です。
昔、子供のくせに劇場まで観に行った必殺仕事人の映画『必殺❗️』
この映画を最近見返していたら、「何?この人❗️チョー格好いい😳」と。
それで、調べていて片岡孝夫さんがあの片岡仁左衛門さんだとわかったのです❗️ひぇー。
今は息子さんが片岡孝太郎を名乗ってますよね。
片岡孝夫さんは三男なのに片岡仁左衛門を継いでいて凄いですね❗️
ま、話はこの後、権助と姫の密会が露顕して、権助逃亡。しかし、何故か清玄様にとばっちり。二人して罰を受けます。
そして、姫の生んだ子(まだ赤ちゃん)もでてくるし、清玄様は、白菊丸生まれ変わりだ❗️と姫に迫るし、ええ~😱ついていけないよ💦

姫の家の吉田家に関わるお家騒動も加わり、どうなんの、これ❓️
何故か赤ちゃんは清玄様の手に渡り、二人別々に彷徨うところで、幕は下ります。

前半終了❗️

後半は、そこまで華やかで艶っぽくなさそうだし、観るつもりなかったのですが、シネマ歌舞伎終了後の予告編みたらあっさり気が変わりました。
ムビチケ買っちゃった。1900円💦
シネマ歌舞伎は2200円と普通の映画よりも高いのですが、歌舞伎を観ることを思えば、ね😅

スクリーンだと、役者さんの表情や全体の雰囲気もわかりやすかったです。

このシネマ歌舞伎でも、一応、有料だけどイヤホンガイド的なアプリもあるみたい。
でも、ある程度の話を知っていれば、多少聞き慣れない言葉で意味がわからなくても大丈夫かと。
後半はどうなることやら。