昔から何故か好きな映画💞結構血がブシューッ😱とか苦手なグロいシーンもあるんだけど、何故か見てしまう。久々に鑑賞しました。
2001年の映画なんだけど、もっと昔な気がしてました😅
最初、なんかで予告編をみて、面白そうと感じ、みてみると☺️引き込まれてました。歴史もの好きだし、ミステリーというか、不思議好きだし🥰割りとアクションもあって。

物語はフランス革命時のダプシェ侯爵トマの語りからスタート。このじいさんトマはフランスイケメン名優ジャック・ペラン(『ロバと王女』の王子)です。使用人にも慕われていい人そう。

彼が語り出すのは1764年のフランスの話。「ジェヴォーダンの獣」とはルイ15世の時代、ジェヴォーダン地方に現れた謎の獣。
その謎を明かしていく歴史ミステリーなんです。
この「ジェヴォーダンの獣」は今も、未確認生物、そして陰謀論と意見が分かれているよう。



ここから少しネタバレあります。

獣退治に派遣されてくる王室生物学者のフロンサック(サミュエル・ル・ルビアン)は、主役のはずなのに、何故か影が薄い😓ごついイケメンで、頭も良く、医学の心得もあり、なおかつ強い。そして、正しい心の持ち主❗️なのに❓️
他のキャラが強烈過ぎるからか❓️


彼より目立つのはジャン=フランソワ役のヴァンサン・カッセル❗️この映画みた頃は彼をそこまで知らなくて(フランス人俳優でイタリアの至宝 モニカ・ヴェルッチと結婚した❗️『ジャンヌダルク』に出演してたなー、というくらい。)しかし、エロく、倒錯してて怪しい魅力いっぱい。
でもなんか笑ってしまうんですよねー💦
ネタバレになりますが、正体現した時の、シャキーンっ❗️ってポーズとか、変な武器とか😅
コメディちっく。

そして、一番カッコいい✨と思って惚れたのは、主役ブロンサックの友人、マニ。アメリカの先住民です。司祭でもある凄く神秘的なヒト。眼が凄くキレイ💞そして、メチャクチャ強い。

大がかりな狩猟の前のマニの対決シーンは見どころです。2人こてんぱにした後、女二人がやってきて、その時の少し困惑した顔❗️面白い。
この映画の一番の見せ場と私は思ってます❣️

マーク・ダカスコスという俳優で、いろんな国の混血なのですが、母方のお婆さんがなんと広島の人で原爆にもあわれたそう。藤原紀香の映画『スパイN』とか、いろんな映画にでてるよう。黒目ではない優しい印象のキレイな眼。表情を変えず、でも気持ちがわかる。というか、眼で演技する、といった方です。


あと、最初にでてきたトマ。若侯爵時代を演じるのはジェレミー・レニエ。可愛い顔です。『しあわせの雨傘』でカトリーヌ・ドヌーブの息子役してた。
このトマ君は、侯爵という身分にも関わらず
気さくで、好奇心旺盛で、自分の治めている地域のことを考えてるいい人。でも、ちゃっかり娼館で遊ぶこともしてます。
占いでマニに手を差し出す時、食べ物持ってた手を自分の服で拭いてから差し出したりして、ホントできてるなー。美しい心の持ち主💞他の貴族は思い切りマニのこと野蛮人と呼び続けてたし。当たり前のように。

モニカ・ヴェルッチは謎の娼婦なんですが、ホント美しい。そしてカッコいい✨


ま、他にもいろいろ登場人物はでてくるんですが、結果的には獣を利用する悪い奴らがいる、という話。
こいつら、自分のやりたいことを押し進めるために獣だけでなく、ジプシー?ロマ?のような流れ者的他部族の人達も利用している。
この構図は今の世も続いている気がする。

政権交代の為に、虐げられている層を利用するところなど。アメリカでも、日本でも。

そして、何より神父が「神の名のもとに❗️」と神を利用するところ。魂が穢れすぎている❗️

改めて見直すと、悪い奴らのカラーは赤なんですよね。いい人チームは白や茶やあと国王軍はブルーだったり。

この映画の原題は直訳すると『狼たちの盟約』で、映画の中の文脈に沿って正確に訳すと「秘密結社」となるらしいです。