キャッツね、実は好きじゃなかったんですよ
ストーリーがいまいち理解できない。
(ジェリクルキャッツとは?天上に昇るとは?)
いまいち感情移入出来ない。
(猫だし。キャラクター多いし。)
キャラクターが多すぎて見分けがつかない。
(厳密に言うと見分けはつくのですが、名前が覚えられない)
歌メインというより、踊りメイン
(これは私の主観ですが)
なので、キャッツシアターが出来てから、なんと一回しか観に行ってなかったのです。
前回観たのは2018年9月
もー1年以上経ってた
その時の感想は
「前の演出の方が好きだったなー」くらい。
それも、厳密に前の演出はこうで、今回の演出はこうなんて覚えていないんです。
なんとなく、前の方が好きだったなーくらい。
さて、そんなキャッツ。
なぜ今回観にきたかというと、ミュージカルが好きな私のために、チケットをプレゼントしてくださった方がおりまして。
キャッツ、そんなに好きじゃないなんて言えませんよね。
当然、ありがたく受け取って観に行きました。
ミュージカル初めての友人と一緒です。
席はS席。本当に有難いことです。
しかも通路側。
当然ですがキャストさんがガンガン通る
心の中ではもうキャーキャー叫びっぱなしです
考えてみたら、こんなにキャストさんと距離が近いの、キャッツくらいじゃないですかね。
アラジンとノートルダムは舞台から降りてこないし、ライオンキングは通路を通るけど、こちらはあくまでも観客ですよね。
キャッツは観客の目を見てセリフを言ってくれたり、ラム・タム・タガーがお客さんと踊ったり、とにかく絡みが多いですよね。
他の作品は、あくまでも「作品を観る」のに対して、キャッツは「同じ世界にいる」という感じ。
んー、これはハマるかも。
久々に観ると、普通に面白い
何度か観てるお陰で、ストーリーが少しずつ理解できてきたこともあり、前ほどの拒否感はなく。
(しかし天上に昇るとは、やはり現在の生の終わりと、新たな生、生まれ変わりを意味してるのでしょうかそれなら、グリザベラやアスパラガスはともかく、他の猫たちが選ばれたがる意味がわからない…)
今回はなんといってもマンカストラップの加藤さん
いやもうかっこよかったです
前回観た時は北村さんが観たかったこともあり、正直印象に残っていなかった(本当に失礼)のですが…
リーダーみんなの頼れるリーダー
友人と一緒に「最高にかっこ良かったね」と興奮しました。
しかも、最後の握手がマンカストラップだったんですよもう感動
真ん中らへんの座席のお客さんも握手したがったので、かなりギリギリまで握手していて、曲の終わり際に猛然とステージに戻り、バシッとポーズを決めたところまで完璧にかっこ良かった
そしてタガーの上川さん
恋に落ちたシェイクスピアのウィルをやっていた上川さんなの別人じゃないのと疑いたくなるワイルドさ
でも少しスマートで紳士だったりもするけど、やっぱりワイルド
このタガーになら攫われたい
友人も
「あの一緒に踊る人はいつも決まってるの」と気にしていました
タガーの動きを目で追ってると、一人だけ違うとこにいたりして面白い
でも、ミストフェリーズにだけはなぜあんなに友好的なんだろう
始まる前は全く気乗りしなかったのに、終わってみれば「また観よーっと」と思ったのでした
ミュージカル初体験の友人も楽しめたみたいです。
番外編。
キャッツシアターの構造嫌いなんですが、これ、トイレの中です。
作りが凄すぎません?
ここの個室だけやたら広いと思ったら…
トイレが地下のせいで導線がひどいと思うのですが…