トランク 視聴感想

全体の感想(ネタバレなし)
29日からNetflixオリジナルで配信された“トランク”
ソ・ヒョンジン✖️コン・ユ主演ということで期待値MAXで挑みました。
全体の感想としては面白かったと思う。
万人受けするか?と言われたらうーん
という感じかな。

ミステリーの部分は意外性もなく単純。
構成的に過去と現在が混在していて、時系列が分かりにくいという難点はあったけど、続きが気になって一気見。
8話というのも見やすいポイントでした。
演じる俳優さんによって恐ろしくつまらなくなる作品になる可能性もあったと思うけど、そこはやはり安定のコン・ユ氏。
母性本能くすぐられおじさまという新しいジャンルを確立。
絶妙なくたびれ感

これぞ大人の男性の色気

トラウマを抱え、何かに怯えたような悲しげな表情に
私が立ち直らせてあげるー!!
と変な使命感に燃える部外者まろん

コン・ユ氏はめちゃくちゃ役作りをしてるかもしれないけど、
演技してます感を出さない自然な演技をする俳優さんだと思う。
相手役ソ・ヒョンジンさんという中堅どころの女優さんの配置もまたよかった。
大人のドラマでした。
登場人物背景とあらすじ感想(ネタバレ)
結婚寸前の恋人との破局によりトラウマを抱えるノ・インジ(ソ・ヒョンジン)
父親の母に対するDVによるトラウマを抱える
ハン・ジョンウォン(コン・ユ)
事故に遭い、ジョンウォンにお腹の子供を優先してと言われたことを恨み、心の傷となっている。

ソヨンの現夫ユン・ジオ(チョ・イゴン)
インジの後輩で結婚情報サービスNM社員
同僚が目の前で殺害されたときに何もできず逃げたことで後ろめたさを抱えながら生きている。
この2組の契約結婚カップルにより、話が展開していくわけですが、それぞれ過去にトラウマを抱えているから関係が複雑。
罰と休暇
という名目での元妻からの契約結婚の提案。
ジョンウォンは元妻に依存しているから嫌でも受け入れるしかない様子。
倦怠期?夫に関心がない?
と思ったけど、シャンデリアに隠しカメラを仕込んでちゃっかりジョンウォンを監視。
ナッツを噛りつつ監視カメラをチェック姿はなかなかホラーな画

あざとさと計算高さがみてとれる元妻。
元妻に言いたい。
自分に自信があるのはわかった。
でも、結婚相手を選ぶときには
ソ・ヒョンジンクラスの美人はやめたほうがいい
契約結婚とはいえ、美男美女が同じ屋根の下。
お決まりの距離が近づいてだんだん惹かれていき…の展開に。
『あなたと寝たいと思っています』
『女だからか好きだからかまだわからない。単に女だから寝たいだったらいいな』
ずるい(笑)
この告白は罪だわ。
やるな、ジョンウォン

急に焦って契約反故にしてもいいからもう離婚させる

とか言っても遅いのよ。
『壊れているのは僕かと思っていたけど、君も壊れていた』的なセリフがあり、
ジョンウォンは、インジとの生活で愛することは支配することでも相手に執着することでもない、と気付いたとみてとれます。
ジョンウォンのトラウマを解放したのはインジの自己犠牲も厭わないジョンウォンへの接し方が真実の愛だと気付いたのでしょう。
湖畔の死体とトランクの謎と犯人について
結婚寸前で破局した行方不明のインジの元カレが殺害されたのかと思っていたけど、全然違った

殺されたのはインジの5年来のストーカーハン・テソン。
トランクを盗み、持ち出したのは
トランクの中にある結婚契約書など、
NM社の秘密を世間に暴露して、インジを孤立させるのが目的。
側に自分しかいなくなると。
しかし、秘密暴露を恐れたNM社に依頼されたジオによってテソンは殺される。
湖から上がってきたトランクの中身は、同じトランクを持っていたソヨンのもの。
中身はベビー用品。
トランクは二人の女性のそれぞれのトラウマ、秘密の象徴ということかなと勝手に想像。
まろん的勝手な考察が入っています。
赤い薬と青い薬
ジョンウォンと元の関係に戻れる道筋が途絶え、ソヨンは青い薬を飲んで自殺未遂。
青い薬は現実逃避と幻想
最終回赤い飲み物を飲んでいたジョンウォンを見て、ソヨンがコップの飲み物を壁にぶちまけるシーン。
赤い薬は現実と向き合うという意味。
二人の方向性が真逆と確信になった瞬間。
二人はもう元の関係に戻れないということでしょう。
最終回まとめ
伏線回収オンパレードの最終回。
インジとジョンウォンが大学生の頃に関わりがあったこと。
隣人は実はNM社のインジの監視役だったこと
隣人役はイ・ジョンウンさん。
頻繁には登場しなかったけど、やはり存在感抜群でした

ジョンウォンとインジも偶然2回再会したら~からのほのぼの再会で終了。
それぞれにハッピーエンドでした

さて、今回はここまで。
また長くなってしまいましたが、お付き合いありがとうございました
