九尾の狐とキケンな同居 視聴感想
※ネタバレあり
出演
チャン・ギヨン（シン・ウヨ役）
イ・ヘリ（イ・ダム役）
カン・ハンナ（ヤン・へソン役）
パク・ギョンへ（チェ・スギョン役）
キム・ドワン（ト・ジェジン役）
ぺ・イニョク(インヒョク)（ケ・ソヌ役）
視聴はNetflix
全１６話
ここからあらすじと感想
999歳の九尾狐シン・ウヨ(チャン・ギヨン)
人間になりたいと願うウヨに山神は課題を出す
１００年間徳を積み、
１００年間道義を修め、
１００年間理を尽くしたら赤い玉が生まれる。
赤い玉を1000年が超える前に人間の精気で青く染めれば人間になれる
もし1000年を迎えても人間になれなかったら、消滅するか消滅を受入れない場合は悪鬼になってしまう
100年間徳を積めとか言われたら私なら迷わず消滅を受け入れますが
九尾狐にとって人間という存在は憧れなのでしょう。
人間になったへソンもウヨにマウントとってたし（笑）
1000年を目前にして、ウヨと偶然出会った大学生のイ・ダム(イ・ヘリ)。
つまづいてバランスを崩し、ウヨが支えた時に玉が口から出てダムのお腹の中に入ってしまった
すぐに取り返すつもりがダムの体内で玉が青く光るのを見たウヨは、
ダムの精気で玉を青くすることができるかもしれない、と玉の取り出す方法が分かるまでの同居を提案。
実はウヨは玉の取り出し方を知っているんですよね。
最初は玉の変化を見るための打算的な同居だったのに、ウヨの心境に変化が・・
ウヨのいつもと違う行動にへソンは面白がって見ているけど、少し心配しているような感じもありますね。
自分に関する記憶がなくなることが耐えられずに玉を取り出すタイミングを先延ばしにしてしまった結果、最愛の人を死なせてしまったという悲しい過去
そこから長い間、人を愛することも人と関わることからも逃げていたウヨ。
玉のためとはいえ、同居を提案しダムの世話を焼いたりとウヨのいつもと違う行動に心境の変化を感じとっているへソン。
そんな数百年もの間恋愛していない頑ななウヨの心をこじ開けるダムの破壊力
感情豊かで明るく情に厚く、裏表ない性格でノリがいい
つまり性格良し女子。
学生の時に会っていたらお友達になりたいタイプ。
孤独に暮らしてきたウヨには
刺激的すぎる同居人。
ウソをついてでも手放したくない気持ちはよーくわかる。
毎日楽しそうだもんね。
それにしてもチャン・ギヨンさんの人間ではないと感じさせる演技が絶妙に上手くて。
フワフワして現実味がない感じ。
目の前のものを見ているような遠くをみているような目とか・・
気配にハッと気づいて眼光鋭くなるところも獣っぽいし、
この世のものではない雰囲気あり。
立っているだけでこんなにも絵になるし
ダムのことが好きなのが全身から漏れ出ているウヨだけど、なかなか一歩が踏み出せないというもどかしさ。
数百年ぶりの恋愛ですもの。仕方ないわ～
と許してしまう自分がいるけど、ちょっと待って。
忘れてはならぬ。彼は999歳
ダムを想うがゆえに勝手に別れを決心して記憶を消してみたり… 消えてないけど(笑)
優しさってそういうことではないのよ
999年も生きててなぜわからん
とヤキモキされられた部分もありつつ、
でも結局二人の不器用な恋愛にキュンキュンさせられ、最後まで楽しませていただきました
他にも魅力的なキャスト多数。
まずはヘソン。
元九尾狐で超美人。
隙がなさそうだけど、慣用句が苦手で天然ボケなところがあったりとにかくかわいい
ウヨのほうが頭はいいけどヘソンは強かに、柔軟に生きてきた。
憎まれ口をたたきながらも、ウヨのことは誰よりも知っていて、誰よりも心配している同士という感じかな。
何せ朝鮮時代から
700年来の知り合いですから
ファッションもかわいくてずっと見ていられる美しさ
カメオ出演もアリで、あ、この俳優さんと気付くところとかも
ちょっとしたサプライズ
パク・ボゴムのくだりも笑いました
愛を知り
犠牲を知り
生きる理由を見つけ
ウヨのことを待つ人がいる
