ソンジェ背負って走れ視聴感想
※ネタバレあり
キャスト
リュ・ソンジェ(ピョン・ウソク)
イム・ソル(キム・ヘユン)
キム・テソン(ソン・ゴニ)
ペク・イニョク(イ・スンヒョブ)
パク・ボクスン(チョン・ヨンジュ)
チョン・マルジャ(ソン・ビョンスク)
イム・グム(ソン・ジホ)
ちょっとふざけた題名なので、ラブコメでしょと気軽に見始めましたが、ラブコメ要素もありつつも、予想に反して切なく重い内容でもありました。
タイムスリップものなので、過去と現在の時系列を追っていくうちにあっという間に終わったという感じです。
ここからあらすじと感想
事故で足が不自由になって生きる希望を見いだせず人生に絶望していたイム・ソル (キム・ヘユン)
人気バンドECLIPSEのボーカルリュ・ソンジェ(ピョン・ウソク)のラジオ企画での生電話の言葉に救われる。
生きていてくれてありがとう。
今日は天気がいいから生きて。
明日は雨みたいけど、雨が止むまで生きて。
そうすればいつか生きたいと思える日がくるから。
単純な言葉で伝えているけどなかなか深いです。
生きていればいい日ばかりじゃなくて、気分の落ち込む日もある。
毎日小さな幸せを見つけながら、うまくいかない日は明日に希望を託して一日を積み重ねていく。
そんな日々の積み重ねが生きていく・・ということでしょうか。
考えさせられたセリフでした。
ソンジェの言葉に救われたソルはそこからファンになり、熱烈なソンジェ推しに。
“ソンジェ背負って走れ” は、推し活するときのニックネームみたいですね。
ほんとに背負って走るドラマかと思ってた・・
ECLIPSEのライブの日、車椅子が故障して雪の中立往生するソル。
車から出てきたライブ終わりのソンジェとまさかのご対面
推しを前に嬉しさと驚きで固まるソル。
幸せな気分に浸っていたソルですが、その夜にソンジェはホテルのバルコニーから転落死する。
ニュースで知り居ても立っても居られず、ソンジュが搬送された病院に行く途中に川に大切な時計(オークションで300万ウォンで落札したソンジェの私物)を落としてしまう。
歩けないソルが這いつくばりながら川に入り、必死に拾おうとしているときに、ソンジェの訃報をニュースで知る。
いつの間にか15年前の2008年6月にタイムスリップ。
この腕時計がタイムスリップの鍵になっているよう。
2008年でも急な雨に傘を差しかけるソンジェ。
ソンジェがソルに一目ぼれした時もソルがソンジェに傘を差しかけていたし、傘は運命の転換期の象徴みたいなものかな。
15年前のソンジェと出会い、ありとあらゆる方法で試行
錯誤しながらソンジェの運命を回避する方法を模索する。
タイムスリップしたことによって推しの高校時代に会えたソルが感情を爆発させるのがとにかくカワイイ
嬉しさのあまり人目もはばからず泣きながら抱きついたり、『私が守る』と言ってみたり、ソンジェもタジタジ
でもソンジェも戸惑いつつ実はソルのことが好きなのでまんざらでもなさそう
でも実際の19歳のソルはソンジェの存在を知らず、ちょっと不良っぽいテソン(ソン・ゴニ)推し。
34歳のソルから見た、19歳のテソンは
中2病で目立ちたがり屋。
テソンを追いかけ回してたのに散々な言われよう(笑)
でもこれは共感できる。
若い頃って、今考えるとあの人のどこが良くて?という人をあえて選ぶという恋愛もしがち
テソンのために大きなクマのぬいぐるみのプレゼントを用意し、サプライズ誕生日会を考えていた純真な19歳のソルだけど、
目の前にいるのはタイムスリップしてきたもう夢もなかなか見られない年齢、34歳のソル
冷たい態度のソルに二重人格を疑うテソン。
『そう、私の中に純真な子どもの私と成熟した大人の私がいる』
『ソルがあなたに会うのが気に入らない』
ってあなたもソルなんですけど(笑)
『純粋なソルが戻ってきたら傷つけないで。デートは学生らしく書店で。バイクは乗せないで。スキンシップもダメ』
しかし!
テソンもツンデレソルに振り回されているうちに好きになってるし。
恋愛は駆け引きが大事
追えば逃げるし逃げれば追うが恋愛の鉄則。
テソンは見かけによらずめちゃくちゃいい人。
一見遊び人だけど実は一途。
ソルのことが好きだけど、ソルがソンジェを好きなことがわかると、そっと背中を押して自分は身を引く。
ジェントルマン
テソンはソルのことを思って、ソルはソンジェを思い助けるために動いて、ソンジェも実はソルのことを助けて守っている。
結局みんなが相手のことを考えて行動するから、結局未来は変わらず終わらないというジレンマ。
タイムスリップ3回しても事故の日にちが変わったり、事故の場所が変わるだけで結局ソンジェが死ぬ運命になるとわかったソルは4回目のタイムスリップで、ソンジェの人生から自分を消すという最終手段に出る。
愛するがゆえ最初から出会わない、今までの想い出も自分の存在もなかったことにする
という選択。
これってもう究極の愛。
切なすぎる
というか犯人しつこすぎ
でもやっぱり二人は出会ってしまう。
運命は変えられない。
ソルのことはすっかり忘れているソンジェだけど、
スター俳優と映画会社のPDとして出会い、仕事で関わるうちにソルのことを思いだす。
ソルの祖母の言葉。
『記憶は消えるものじゃない。全て心に刻まれている。頭では忘れても心の中で覚えている。』
最後は二人のラブラブなシーン盛り沢山、ハッピーエンドで終わったのでスッキリ
久しぶりにもう一回リピートしたいと思えるドラマでした。
あーここはあの場面のあの時ねとかいろいろ再発見がありそう。
というより最初から号泣必須
最後にこの方なしでは語れない。
ピョン・ウソクさん。
イケメン。背が高い、歌うまい。
御歳32歳
高校生から34歳まで演じ分けてしまうビジュアル恐るべし
何か欠点あるのかしら
![飛び出すハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/610.png)