モンキー縦型124cc

53パイフラットピストンで56.5ミリロンクラ組んでます。ヘッドはcb50

ピストンとバルブのクリアランスがリセス 加工しても足りないのは前回のお話し





仕方ないからバルブフェイスを引きます

0.5ミリ 

排気バルブはしっかり焼きが入っててチップ当てるとかん高い切削音

ちょっとずつ回転も落としてエマルジョン系の切削油で冷やしながらやりました。もうびちゃびちゃ




排気バルブはまだいけそうですが

吸気はもともと薄いためペラペラ

こりゃバルブ終わりますね笑




組んでまたピストンにロッカー押してバルブをわざと当てます

ピンクのところが当たってる





排気バルブをさらに0.5ミリ

これで排気バルブは1ミリ薄くなりました。おいおい大丈夫か?焼戻しになってないか





ベースガスケットも2枚にして

ピストンのリセスはもう限界

もともと4ミリしか厚みないのにリセス掘ったところは2ミリしかない...

デトネで一発終了〜





ヘッド組んでカムスプロケットが入らない

ベース2枚だからほんとギリギリ

手じゃ入らないからマイナスドライバーでテコの原理で納めました

カムは進む方向にズレてるはず

回らなかったら長穴で遅れる側に戻します





圧縮上死点でロッカー押して

なんとか吸気も排気も4ミリありました

この組んで測定と加工を10回以上やってます笑

フラットピストンにハイカムは無理

ローカムです





本来はこのシフトアップのトルキー125 ピストンにはこの右側の黒いカムです。





ピストンクリアランスが確保できたので

圧縮測定






キックすること30回

12キロちょい

このキット

本来はエイプ 100ヘッドにフラットピストン 

専用のローカムでおそらく12キロ前後なんだと思います。

私のはcb50ヘッドに同じフラットピストン 、cb50のカム。リフト5.8ミリのオーバーラップ12

ベースガスケット0.5ミリでちょうど50ヘッドと100ヘッドの燃焼室の大きさを相殺

だいたい1ccの差です。





この56.5ミリ用のハイコンプピストン 

アップガレージに新古品があって買っちゃいました。無駄遣い




左がハイコンプ

右が今回組んだフラットピストン 

どちらも同じ53パイの13ピンです。

このハイコンプピストン 使うなら50ヘッドの加工しないと圧縮が高過ぎてしまうので社外ヘッドとかじゃないと圧縮合わないですね。

しかしリセスあるから6ミリを超えるハイカムが使えます。今回はやりません




比較

誰も参考にはしないと思うけど

エイプの人はキットで買うから俺みたいに苦労すると人は少ない笑

ピストン ショルダーも0.5ミリハイコンプピストン の方が高いみたいです。こりゃ50ヘッドじゃ圧縮高過ぎてピストン壊しちゃう




シールも入れて

これにてモンキーに縦型スワップ124

できました。結局、クラッチはキタコの強化スプリング入れてしまいました。

エンジン一台つくるのにとてもお金かかりました。初めはライトボアアップで安くとか言ってたのに...

まぁエンジン載せてコックやフレームの隙間大丈夫かな

そもそもエンジンマウント溶接するときはロンクラやるつもりなかったらそんなこと考慮してません。


次回はエンジン搭載です。不定期ながら続く