ようやく彼岸花の季節だという。例年に比べて遅い。

 

10月になり、プロ野球の監督人事も見えてくるだろう。

政界では閣僚人事が公表された。日本では人事や政治、野球の話はタブーとされる。なんでやろうか。人事は漏れると違う動くが始まるからというが。

 

思い出したのは今から23年前か、夏に異動の打診があり、まだ正式ではない時に他のメンバーを前にその話をした人がいて、おそらくのむと思うがまで話をするというシーンがあった。当事者だった自分は結果的には会社を辞めるという周りからすると想定外な判断をした。

 

岡田阪神が昨年優勝したが、その前年の矢野監督がシーズン始まる前に今シーズンで監督を退任するという話をした。シーズン前に今シーズンいっぱいなんていうのは良くないという意見が多く出た。結果、阪神は優勝できなかった。シーズン優勝というのは最大の目標ではあるが、チームが長期的に強くなるということや、選手は職業であり、1年で終わりではないということ、終わったとしてもその後のキャリアがあるということを考えると矢野の発言はマイナスばかりではない。プラスもある。

 

優勝は1年だけ狙うものではない、そして監督というのは変わっても強くないといけないし、監督が変わりコロコロ根底が変わるものではいけないし、そこも受け入れ勝つチームにならなかえればいけない、そんな思いがあったなら正解だと思う。

 

結果的にその年は優勝できなくても、次の年は優勝した。選手に心構えがあったかもしれない。それぞれの人生、キャリア、次があるということ。