こんにちは!

特別支援教育アドバイザー/ライフキャリアコーチの

森山ナオです。

 

 

みなさんの学校では、

特別支援学級のお子さん、テスト受けてますか?

 

その時の生徒や学級の様子によって

様々だと思いますが、

 

自・情学級のお子さんは、

数値(5段階)の学習の成績評価となっているため

基本的には定期テストを受けていると思います。

 

シンプルに集団が苦手、音が苦手などであれば

進度の遅れなどはなく

学級で授業を受けられていると思いますが、

そうでない場合、

 

つまり

小学校からの積み残しが多い、

不登校の傾向がある、

などで

 

授業自体が受けられていない、

そのお子さんに準じた内容を行っている場合、

 

どのように対応されていますでしょうか…?

 

 

「そんなことないよ」

と言われそうですが

基本的に子どもたちは勉強への意欲はあります。

 

授業が嫌い、勉強は全くやらない、

という場合

それまでに大きな挫折体験があることを

考慮しておく必要があります。

 

勉強が苦手な子、

テストは嫌いな子、

 

だから

強要しても無理だし

本人のためにならない、

 

そう思うこともあるかもしれませんが

そこは少し、違う視点からとらえた方が

よいかもしれません。

 

本来、勉強という知的な作業は

人にとって人たる証拠のようなものであり

誰もが「できるようになりたい」という欲求を

持っているのです。

 

それは、知的学級にいる生徒さんも同じです。

 

 

じゃあどうしたらいいの?

という話ですが、

事前に本人とゆっくり話をして

学習の目標を立て、テストの目標を立てておくのが

おすすめです。

 

特支学級での目標の立て方は

とにかく

”本人がやる気になるもの”

”達成できるもの”

が基本。

 

そして

テストをやらせるための目標ではなく

あくまでも

”本人の能力を引き出すためにテストを利用する”

という意識で話し合いを進めましょう。

 

ここで絶対に言ってはいけないのは

・テストできないと高校入れないよ

・勉強が仕事なんだから

・約束だよ

 

プレッシャーになること

やらされてる感が出ることはNGです。

 

そしてスモールステップで行動目標を立て

テスト前は寄り添いながらそれを行っていきます。

 

もし、本人が苦痛を感じているようであれば

ステップが高すぎる&達成する喜びが無い

と感じていることがほとんど。

 

「ここまでがんばったけど、

これはちょっと大変だよね。変えてみよう。」

「これができたら、さすが中2だね!」

など、

途中で目標や行動計画を修正したり

何のためにやっているのか、

目的意識を強める言葉かけが有効です

 

こちらからするとサボっているように見える態度も

本人としては精一杯自分を守っているものでも

あります。

 

「大丈夫だよ」

「一緒にいるよ」

「あなたはできるよ」

 

そんなメッセージを

常に伝えていけるといいですね。

 

参考にしていただけると幸いです。

 

 

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