昨日、母の家に行く道中の電車の中で、ついに「オスマン帝国外伝」、観終わりました!!

 

4シーズン、全312話!!

長いって。。トルコ人よ。。日本のドラマじゃありえない長さ。

 

思えば、9月に突如 イスタンブールへ旅行へ行くことが決まり、せっかく行くのだから、と歴史を調べだし(高校の世界史は全く記憶なし)、どうやらドラマがあるらしい、と観始めたのがきっかけです。

 

トルコに行く前にかなり頑張ってみましたが、シーズン1が精いっぱい。

ダウンロードして飛行機の中でも頑張って観ましたが。。

 

トルコから帰ってからも、寝る前や移動時間、一人お昼ご飯などの時に観まくって、やっと全部終えました。

 

約3か月で完走したことになるので、おそらくかなり早い方だと思います。

(途中どうしてもグダグダのドロドロシーンなんかは、流し見してたりもしました)

 

 

シーズン4は、観るの辛かったですね。。

今までの華やかな帝国はスレイマンの老いと共に陰りをみせ、息子殺し、兄弟殺し。。

 

オスマン帝国では、皇帝になった者は「兄弟を殺してもよい」という慣習があるのです。なんという恐ろしい慣習。。

 

 

 

五人もいた息子たちも、激しい生存競争のもと、たった1人セリムしか生き残らなかった。。

 

セリムはスレイマンの息子たちの中でも、臆病者で出来が悪いという設定です。兄弟たちは、正義をかざして行動を起こして次々と自滅していく中、セリムだけは何もできずにいたら生き残った、という感じでした。

 

セリムは、アルコール中毒で、常にブドウ酒を飲んでいたそうですが、

 

いつ自分が死ぬのか、兄弟たちの恐ろしい死を経験したら、誰でも普通の精神ではいられなくなるのではないでしょうか。

 

 

 

そして、セリムもまた、安泰だと思っていると、自分の息子ムラトから突き上げがくる。。

 
終わることのない権力争い。。
ちなみに、ムラトは晩年にたくさん子供つくって(手術したら性欲爆発したらしい)、ムラトの子供のメフメト3世は、即位後に19人もの兄弟を殺したそうです。。怖すぎる。。
 
 
スレイマンや、その寵愛を受けたヒュッレムは病死でしたが、登場人物のほとんどが処刑や処罰で死んでいくのが本当に恐ろしいドラマでした。
 
 
あと、個人的に面白いというか、興味深かったのが、お手紙です。
 
ネットがない時代なので、お手紙はとても大事です。
このように、装飾された筒に大事に保管され、やりとりをします。

 

 

 

が、知らせたくない手紙は、道すがらに敵に襲撃され、届かないことも多々あります。

 

お手紙を運ぶ人は、命の危険がありすぎでかわいそうです。

 

 

 

スレイマン1世は、オスマン帝国の長い歴史の中で最も力のある皇帝だった、と称されていますが、それは、領土を拡大して、西欧諸国に食い込んだからではないかと思います。

 

欧州のキリスト世界が、イスラムの国に脅かされたというのは、西欧人には大きなインパクトを与えたのでしょう。

 

 

 

ちなみに、新オスマン帝国外伝、というのもあるようなので

(スレイマン皇帝の崩御から24年後の 「アフメト」(ムラトの孫)が皇帝のドラマ)

観てみようと思うのですが、あまり面白くないみたいなので、最後まで観られるかは、、謎です。

 

またトルコ行きたいな~。でも、もう二度と行けないだろうな。。