ユノside

サービスカウンターでうちわを借りて、ゆっくりと仰いだ。体調は良くないだろうけど少し笑顔になったから安心した

「ありがとう、君の名前は?」

「チョン ユンホです
みんなはユノって呼んでます」

「ユノくんか…、えっと、もう一人の…

「あ、チャンミンは水を買いに行ってます
喉が渇いてると思って、もうすぐ戻って来ますから少し待って下さい」

そっと、額の汗をハンカチで拭いてあげたら

「あっ、綺麗だから大丈夫です」

つい、自分のポケットからハンカチを使ってしまって焦ってしまった…

「ユノくんは優しいね…
チャンミンくんとは友達?」

「あ、はい、、
た、大切な人です、、


こんな時、彼氏って言えたらいいけど、
びっくりされても困るしな、、


「このハンカチは洗って返すから、預かってもいい?」

いやいや、フツーのハンカチだし
洗って返すなんて、、

「二人にお礼もしたいから連絡先教えてくれるかな」

「お、お礼だなんて。気にしないで下さい」

「大したお礼じゃないから、、

なんて言われたら断れないし、
でも、何か、、また、会ってもいいかな、、


そして、お互いの連絡先を交換した。