初投稿 まずは母について書きたいと思います。

祖母の話より。

母は双子の未熟児として生まれ、すごく手のかかる子どもだったそうです。
食べることに興味がなく、食べない。とにかく食べさせるのに苦労をした、と。
双子だったこともあり、祖母はとても大変な子育て期を過ごしたようです。もちろん、昔は布オムツですし、離乳食も全部手作り。
双子の片割れは、子どものいなかった祖母の姉に養子として引き取られ、母は長女として大切に育てられたようです。
のちに妹も生まれましたが、祖父は母を特別可愛がったようです。
実業家の祖父は成功し、母も立派な家に住みお嬢様学校に通っていました。
真面目に勉強をし、大学も当時の女子としてはかなり上位の大学に通っていました。そのため、家庭教師のアルバイトの依頼も多く、学生時代もお金に困ることはありませんでした。
高度経済成長期、就職も難なく大手企業に入り、一年後には学生時代から付き合っていた京大卒の父と結婚して寿退社。当時の女子の羨むサクセスストーリー。

1年後には私を出産、年子で妹を出産します。
ところが、母は子どもが嫌いでした。

次に続く。