マクロビスタイリストの高橋直弓です
ブログの読者さまよりお悩みに関するメールをいただきました。
仮にAさんとさせていただきますね。
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自己流でマクロビをとりいれ、160センチあるんですが、段々体重が減り、一向に体重がもどらず、体調をたまに崩すと体重がまた減り、先日なかなか風邪を治せず肺炎となってしまい、また体重がおち、現在35キロをきってしまい、どうしてよいか途方にくれています。この先生きていけるのかと…。
（マクロビ薬膳の先生のところで、食指導を受けたのですが、効果がでませんでした）
一体、だれ、どんな所に相談してよいかもわからず、何をしたらよいかもわからず。何を食べてよいものか。
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辛いですよね。
太れない悩みは経験した人にしかわからないものです。
一般的には痩せたい方が多いのですが、太れない悩みもまた辛いもの。
私が過去そうでしたので本当によくわかります。
太れないといっても原因は人それぞれで、一概には言えません。文面だけで判断するのは不可能ですので、あくまで一例としてお答えさせていただきますね。
まず、Aさんの場合。
「自己流のマクロビ」というのがどの程度のものなのか、ということです。マクロビオティックは陰陽を元に実践していくものですので、もし陰陽を間違えると健康になるどころか病気になってしまいます。
自分の体質を知った上で実践しないと命に関わることもあります。私のように死にかけることだってあり得るのです。ですから、実践にはきちんとした理論の理解が何よりも不可欠なんですね。
特に問題なのは真面目な方の場合です。
いい加減な人なら、適当にやってもそれ程害はありません。害が出るほど真面目にやらないので、大して効果も出ない代わりに大きなダメージも受けないで終わります。
一方真面目な方は真剣に取り組みますのでやり方が正しかった場合には見違える程健康になりますし、やり方を間違えた場合にはかなり危険な場合が多々あるのです。
今回の場合、体重がどんどん落ちて元に戻らず肺炎になってしまったとのこと。
きっと真面目に実践なさったことだろうと推察できます。
そしてここから考えられるのはAさんは元々胃腸が弱く玄米が消化吸収出来ずに栄養失調になってしまった可能性が高いです。
玄米は消化良く炊けていたのか？
よく噛んで食べたのか？
塩気はちゃんと足りていたのか？
身体に合った食材や調理法だったのか？
などなどいくつか原因として考えられるポイントがあります。
痩せるにも陰性と陽性があり、陽性の場合は玄米や塩気で締め過ぎてしまった為に痩せて生理も止まることがあります。肌の色も黒っぽくなり、性格も頑固になります。ですが、陽性な方は元気なので痩せてもたくさん動けるし風邪を引いて肺炎になるということは稀だと考えられます。
Aさんのように肺炎になるということは体力的にかなり弱っており、陰性に傾いていると考えられるんですね。
つまり
マクロビオティックを始めて痩せる場合には締め過ぎて陽性過多になるか、玄米が吸収出来ずに陰性過多の栄養失調になるか。
大きく分ければそのどちらかです。
Aさんの場合はおそらく後者と思われるので、まずは体力の回復を図るのが何よりも最優先です。
長くなりますので、続きます。