カウンセリングとか、心理療法の目的は、クライエントの悩みや生きづらさを、より良い方向へ向かえるように話をして一緒に考えたり、ワークをしたりしてクライエント個人の問題に向き合っていく事です。
そして、より大事なことは、そのクライエントがその先の人生を、カウンセラーやセラピスト無しで生きていける！という気持ちにまでなってもらい、気持ちよく社会に送り出すということです。
セラピストとしてものすごく優秀な方は、すぐクライエントが元気になって来なくなるから、あまり儲からないと思います。
と言いますか、こういう仕事でたくさん儲けようとされている方(生活のためだったり、経営上必要な料金は頂きますが)は、クライエントを良くしようと思っていない可能性があります。
クライエントを良くしようとせず、リピーターにしようとしていないか(臨床心理士や公認心理師の場合、最初は情報収集から始まり、治療方針を立てたりしますので、2〜3回はあまり進まないように感じるかもしれません。また、時間がかかる問題はかなり時間がかかりますので、一概には言えませんが)、クライエントの生活に支障をきたすような料金設定をしたり、関係ないものを勧めたりしていたりしていないか、そういうところを確認されると良いと思います。
カウンセラーやセラピストも色々ですので、何とも言いきれないところはありますが、誠実さの必要な仕事ですし、人の心の健康を扱うシビアな世界であるため、日頃の自己鍛錬が必要な仕事です。エゴにまみれていては良い仕事はできないと僕は思います。
是非、良いカウンセラー、セラピストをじっくり探してから受けに行って頂けたらと思います。受けてまてから、もし違和感を感じたら、そのことを伝えてみて下さい。誠実なカウンセラーやセラピストは、疑問や違和感にちゃんと答えてくれます。
しかし、カウンセリングやセラピーを受けたい時は、弱っている時なので、その中で良いカウンセラーやセラピストを探す事はなかなか難しいと思います。
非常に残念なことですが、そのような現状です。
良いカウンセラーやセラピストと巡り会えるよう祈っております。