『女優・川島なお美物語』
マネージャーより
先日お知らせしましたなお美さんの追悼特番
『女優・川島なお美物語』がいよいよ放送間近となってまいりました。
フジテレビ 12月24日(木)19時~20時54分
最期まで“女優”にこだわり、“女優”として生き抜いた、“川島なお美”をドキュメンタリーとドラマを織り交ぜた内容でお送りいたします。
プロデューサー、ディレクター、スタッフの方々のリサーチ力、取材力、構成力、視点の持っていきかた。そして粘りと行動力。どれも高い熱量なくしては成立しなかったと思います。
本当に感謝いたします。
また、取材を快く受けていただいたなお美さんに関わる全ての皆様。
本当にありがとうございました。
鎧塚さんを交えた最初の打ち合わせの時、
スタッフの方々にお願いしたことがありました。
この特番では、川島なお美のありのままを描いていただきたいと。
変に持ち上げていかにも素晴らしい女優でした的な描き方は違う気がすると。
若い時から彼女はゴシップ的な記事が先行してきましたがそういった話題性も含めてそれが川島なお美。
生前、女優として彼女がどのような評価を得ていたのかは世の中の皆さんが決めること。
認めてくれている人もいれば全く認めない人もいたことかと思います。
言えることは、彼女は素晴らしい女優になりたくてなりたくて憧れて憧れてずっとずっと愚直に努力し続け、ただただそこを目指してきた人だということ。
さまざまな外野の声はとうの昔から自分の耳には聞こえていたことだと思いますが、そんなことに関わっている場合じゃないといわんばかりにひたすら前に前に上に上に進めるように今そこにある仕事に対して丁寧に向き合っていました。
残念ながら志半ばで倒れてしまいましたが、それが川島なお美の生き方。
それが伝われば幸いです。
さて、今回のドラマ編で鎧塚さんを演じてもらったのはなお美さんと同じ事務所の飯田基祐でした。
以前からどことなく鎧塚さんに似た雰囲気だとは思っていたのですが、私が担当している信頼おける俳優でありながらも今回のドラマ編でこの役をやってもらうことは全く頭にありませんでした。
それくらい今回の特番と通常のドラマの仕事とは別物と捉えていましたので
プロデューサーから飯田基祐の名前が挙がった時にこちらがびっくりしたくらいでしたが、いざ決まってみると他に適任者はいないとあらためて思う次第でした。
そして、川島なお美役を引き受けていただいたのは遊井亮子さんでした。
遊井さんも演技力に定評のある女優さんですが、
亡くなったばかりのなお美さん本人の役を演じるのはいろいろと抵抗や葛藤があったかと存じますが、よく引き受けていただきました。
撮影現場にも伺いましたが、演技に対する真摯な姿勢と魂のこもった役作りで臨まれ、まさになお美さんがそこにいるようでした。
ドラマのシーンから
なお美さんからはどんな感想が出るのでしょうか、、、
■お知らせ■
・なお美さんが残した手記に鎧塚さんが加筆した本が『カーテンコール』というタイトルで12月8日に新潮社さんから出版されました。
・東芝EMI時代のアルバム『SO LONG』『ベスト・アルバム“W”メモリアル・エディション』の2タイトル緊急再発売。
http://store.universal-music.co.jp/artist/kawashima-naomi/