川島なお美『１９８３年』

１９８３年

お笑いマンガ道場は
８９年まで
７年もの間
レギュラーを務めました

レギュラーの皆さんが
収録終わりで
私の実家に遊びに来てくださり

母の手料理で
お酒を飲む
そんなこともしばしばありました

一方ミスＤＪは
女子大生だけが
パーソナリティを務めるもの

「番組を続行させるための
川島なお美・大学留年計画」も
スタッフの間でありましたが

私は早く卒業しなくてはと
思っていました

女優になりたくて
この世界に入ったのです

いつまでも女子大生タレントの
肩書きに甘んじていたら

いつ女優への
ステップを踏めるのか？

そんな不安があり
予定通り４年で
大学は卒業する
ミスＤＪも卒業する

そんな思いで
頑張りました

先輩や同級生にはお世話になりましたね

代返
他の大学から私を見に来る学生たちから
守ってくれたり

東芝EMIのプロデューサーが
レポートを手伝って下さったり

皆さんに
助けていただきました

おかげさまで
１９８３年３月
大学卒業

と同時に
ミスＤＪも卒業

大学卒業コンサートも
新宿ルイードなどでやりました

そして同時に
素敵なアルバムを
発表しました

私にとって２枚目のＬＰ
「So long」
杉真理さんプロデュースの
このＬＰには

キャンパスから
大人の世界に旅立つ世代の女子の恋心を歌ったものが多く
「バスストップで待ち伏せ」とか
「雨よ急いで」とか
「バナナフィッシュにうってつけの日」とか
キラキラした曲ばかり
今でも大好き

大学卒業記念に
こんなエッセイも出しました
「シャワーの後で」

文化放送で人気をほこった
レモンちゃんこと
落合恵子さんのエッセイに憧れて
私も執筆しました

写真も満載



ファンのかたが
書き込みしてくれたもの
大切にとってあります

のちのち同じタイトルの
ＬＰ［シャワーのあとで」も
出します

こちらは
売野雅勇さん
秋元康さん
カンチンファさんといった
すごい面々の詞が勢ぞろい

「涙のスクールデイズ」
「一年のときから」
これ今聴いても
泣いちゃうかも

人前で歌うことは嫌いでしたが
レコーディングとか
コツコツした創作活動は
大好きでした

そしてあの名曲
「Gemini」を
リリースするのです

こちらは大阪ガスの
ＣＭソングにもなり
ヒット

女子大生の肩書きは取れても
歌手やタレントとしての
お仕事ばかりですね

この頃から親衛隊長だった
Ａさん（女性です）

今でもナオミスト
いったい何年
応援し続けてくれているのでしょう
もう家族みたいな存在です

ありがたや

大学を卒業しても
女子大生タレント時代以上に忙しく

充実した日々が続きます

この頃
初めて恋らしき恋をしました

当時の事務所では、恋愛ご法度

どうやって
くぐり抜けたかは
また次回