川島なお美『３５周年～１９７９～デビュー』

３５周年～１９７９～デビュー

今月からこのほっこり日記は
日常のブログの合間に
特別企画をお送りすることにいたします

題して
「３５年の軌跡」

でもいちいち大げさなので
「３５周年」として
デビューから今日に至るまで
すこしずつ振り返っていきたいと
思います

皆さん大丈夫？
ついてきてくれる？

これを思いついたのは
大好きな大先輩・浅丘ルリ子さんの
自叙伝を読んだから

今からすこしずつ
振り返ってみるのもいいなと思い

大先輩方に比べたら
まだまだ足元にも及びませんが

２０年後くらいに
自叙伝を出せるように
まとめておきたいと思いました

今まで
どこにも明かさなかった秘話なども
お話したいと思っています

「スパークリング娘がやって来た」

これが私についた
キャッチフレーズでした

アイドルには世に出るとき
親しんでもらうための
キャッチフレーズがつきます

「一億人の妹」とか
「ちょっとエッチなミルキー娘」とか
「香港から来た真珠」とか

それぞれ、大場久美子さん。中森明菜ちゃん。アグネスチャンさん

もれなく私についたのは
泡好きの私を
今から予感させるようなもの

なんてたってデビュー曲が
「シャンペンNo,5」ですからね

１９７９年は
人気モデルが歌手デビューするのが
トレンドでした

バスボンガールとか
セーラ・ローウエルとか

セーラとは同じ事務所
でも彼女はすでに
おしもおされぬのトップモデル

同い年だったためか
会えば仲良しで
「なにその化粧？
ひどいな
アイラインはこうやって書くのよ」と
教えてくれたりしました

そんなセーラは
歌手としては１枚出したきりでしたが、

それから１０年たって
フランスのル・マン２４時間耐久レースで

スポンサードしている会社の
社長夫人として
応援に来ているところを見かけました

すごく輝いて幸せそうだった

そんな彼女が
それから３０年くらいたって
アメリカで病死した
悲しいニュースを聞くのですが・・・・

セーラ・ローウエルという
美しいモデルぬきでは
私の芸能界デビューも語れないので
長くなってしまいました

私は４月に
青山学院大学
第二文学部英文科入学と同時に
オールナイトニッポンの
鶴光さんのアシスタントＤＪとして
デビュー

テレビデビューは
フジテレビ・アイアイゲームで
山城新伍さんのアシスタントとしてスタート

そしてレコードデビューが
４月２１日でした

渋谷公園通りでの
デビュー記念イベントに
大学で知り合った仲間たちが
「ほんとうに芸能人なんだ
びっくりした
でも学校では普通に仲良くやろう」と
言ってくれたのを覚えています

同時期にデビューしたのは
同じキャニオンレコードの
能瀬慶子ちゃん

アテンションプリーズって曲
覚えていますか？

そして桑江知子さん
私のハートはストップモーション

歌手デビューすると
必ずテレビ局のオーデションというものがあり
めちゃくちゃ緊張したものです

そこでいつも一緒だった
とびっきり上手い歌手が
マリーン

今じゃゴルフ番組で時々会いますね

竹内まりやさんも
同じ年のデビュー

あとは
アイドルと呼ばれる人は
みんな消えていった・・・・

私は女子大生だったこともあり
歌手というより
女子大生がタレント活動してる

そんな感じで
スタートしました

インベーダーゲームが大流行した１年

みんなゲームに
お金をつぎ込み
レコードが売れない時代でもあった

私も一枚出したっきりで
デビュー曲は泣かず飛ばず

でもラジオやアイアイゲームの人気は根強かった

毎週
山城さんの後ろでニコニコしてるだけですが、
有難いことにファンクラブや親衛隊が存在しました

その年の紅白歌合戦は
名古屋の実家に帰って見ました

淋しかったって？

ぜーんぜん

最初から
女優になりたくて、この世界に入ったのですから

アイドル時代から
どうやったら
女優に転身できるだろう、
そればかり考えていました

続く