誰かがいなければ生きていけない

 

 

というのは

精神的な自立ができていないせいなのだけれど

この原因というのは「過干渉」である

 

 

本来であれば

自分のことは自分で決断し

その経験を積んでいって人は成長していくのだけれど

 

 

自分の人生を生きていない暇人が

あれやこれやと間違った知識や経験をひけらかし

本人が選択する機会を奪っていくので

成長する機会を失っていき

自立した人生を歩めなくさせられる

 

 

厄介なのは

この成長を邪魔している人間には

他人の成長を邪魔している自覚はなく

むしろ「いいことをしている」という迷惑な発想をしていることだ

 

 

また、他人の人生に干渉してくる人間ほど

自分の人生を生きていないので

人としての器も小さく、感情のコントロールもできていない

 

 

 

そういった中途半端な人間に

成長の機会を奪われ、間違った知識を植え付けられて

社会と適合できなくなった人は

 

 

「頼れる相手はこの人しかいない」

 

 

となり、依存関係が確立する

 

自分で選択することはすべて間違いのように言われているので

自分で決めることができないどころか

そういった発想をすることもできなくなっている

 

 

 

 

しかし、この干渉するタイプの人間は

基本的に自分の都合しか考えていないので

自分の都合に合わなくなれば

その依存関係を一方的に放棄しようとしたり

自分の都合に合わせて、相手の意見や意志を潰したりする

 

 

 

 

そうして、選択も出来ず、頼るところを失った人は

絶望して心を病ませていくのだ

 

 

 

 

しかし、そうさせた当の本人は

「自分は親切にしてやったのに、相手が頑張らない」

と、すべて相手のせいにして

自分は親切でいい人間だと主張する

 

 

相手が一方的に悪い

 

 

という思考そのものが

この人間の未熟さを表しているのだけれど

厄介なことに、こういった人間は身の程を知らない

 

だからこそ、他人の人生に干渉できるのだけれど

 

 

 

 

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず

 

 

 

 

というのは、かの有名な山本五十六の名言なわけだけれど

これができる大人というのは

本当に少なくなった

 

 

 

一方的に、自分が正しいという主張を押し付けて

意志を潰す人間が増えたために

歪な依存関係が増え、心を病ませる人間が増えたのだろう