水曜日の夜のこと

旦那にお義母さんから電話がかかってきました

えっ!!、、、


その一言でなんとなく察した私

あぁ、誰か亡くなったんだなと


電話が終わってわかったのは

旦那の叔母さんが亡くなったとのこと


お義父さんにはお姉さんが3人いるのですが、

そのうちの1番上のお姉さんが亡くなりました悲しい


その叔母さんは日本で仕事をしていたり、

日本に住んでいたこともあり、

日本語がペラペラでした。

90歳近くになっても忘れることなく

たまに会うと日本語で話しかけてくれる人でした


ここ数年はコロナや歳をとって

移動がおっくうになったこともあり

ほとんど会う機会はなかったけど

日本語でかけてもらった言葉のいくつかは

心に残っていますほんわか


韓国のお葬式は日本とは全然違います

お通夜、告別式のように日にちや時間を決めて

参列するというのはなく、

例えば水曜日に亡くなったら、

そこから3日間

病院の横に隣接されているお葬式場で行われます。


そこからは家族は昼も夜も交代で

その場にいることになります。

さすがに真夜中には誰もこないけど、

朝でも夜でも弔問客がきます。


家族が着る喪服は斎場に全て用意されています

親戚たちは各自着ていきます


旦那も叔母が亡くなった日の夜から

3日目までお風呂や着替え以外には

家に帰って来ませんでした。

最初は私が呼び出され塩を撒いていたのですが、

夜1時とかはつらくて、子供も起きちゃうし

何回か出入りするので、

玄関に塩を置きっぱなしにしていました。

私も2日目は朝から夜までずっといました。


子供たちは2日目の夕方に行きました。

あまり覚えておらず、人が死ぬことの意味も

わからなくて、帰る前にハルモニ(おばあちゃん)

にバイバイしようねと言われて、

またねー爆笑

無邪気に写真に手を振っていて

旦那が泣いていました

(もう会えないのだよ悲しい


ドラマで見たことある方もいるかもですが、

斎場の中はいくつかの部屋のように仕切られ

お花と故人の写真が飾ってあります。

弔問客は香典を持ってくるのですが、

日本との違いは平均相場は同じなのですが、

関係性によって高額を渡すこともあります。

日本だとおめでたいことではないから

高額を渡すのは失礼にあたるとの

考え方もあるけど、韓国はちょっと違います


弔問客には食事や飲み物が出されます。

ユッケジャン、ご飯、ジョン(チヂミみたいな)

お肉、キムチ、あえもの、お餅など。

お酒もあります


お花は専門の業者に頼むと

数時間後には運ばれてきます

価格は49,000ウォン〜高いものまで

(約5,000円)


日本の家族から頼まれて手配しました


叔母さんの家族が日本から来るのと、

事情がありご遺体の処理に少し時間がかかり、

入棺(棺に納める儀式)は2日目の夕方に

行われ、お墓は義父、叔母の故郷にするため

3日目の告別式にあたる儀式は棺とともに

早朝に出発して田舎で執り行われました。

(私は子供たちがいるので参加できず、

旦那だけ行ってきました)


お義父さんや、お義父さんのお姉さんたち、

亡くなった叔母さんの娘や息子は

ほとんど寝ていないにも

かかわらず気丈にふるまっていて

見ているだけでもつらかったです


人はいつか亡くなるとわかっていても

やはり寂しいものです。

私は国際結婚して海外に住んでいるので、

日本に残してきた母を思うと

毎回涙が止まりません。


もしかしたら死に目に会えないかも知れない

一時帰国して韓国に戻るとき、

毎回これが最後になるかも知れないと

強い不安に襲われます悲しい

この時ばかりは移住してきた自分が

親不孝者だなと。。


日本の家族が健康で長生きしますように悲しい

韓国の義両親も健康で長生きしますように悲しい

祈るばかりです。


そして今、日本の家族にとても会いたいです悲しい