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1匹の猫を通じて
今在る幸せの
儚さのようなものを考えさせられる1冊。
子供のいない1組のカップル。
猫へのふたりのまなざしは
柔らかくて、
コミカルで、
愛情に満ち溢れていて。
全体的に温もりが在るけれど
ところどころで漂う悲壮感。
いつか訪れる“その日”を示唆させながら
『無常』というものを読み手に思い知らせている。
普段当たり前と思いがちな“幸せ”。
このカップルは猫という形だったけど、
私にとってはどんな形だろう?