Lautrec - L'affichiste | 705のブログ

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先日、ずっと気になっていた

ロートレックコネクションへ行って来ました。


休日だからなのか、

興味のある人がたくさんいたからなのかはわかりませんが

とにかくたくさんの人が訪れていました。


彼の描く絵は、

線が細くて色使いが奇抜。

でも全体的に調和がとれていて

不思議なんですが、

観る人(私)の想像力や好奇心を掻き立てます。

まるで

物語の一説を描いているようで

人物やものが生きているような

そんなタッチが気に入りました。


ロートレックが活躍したのは

ベルエポックと言われる19世紀末。

パリでは万博が開催されたり

エッフェル塔が建設されたりと

とても華やかな時代だったそうです。


当時、既に写真も普及していましたが

あえて、画家によってポスターが描かれています。

それまで単なる商業手段でしかなかったものを

芸術の粋にまで高めたのが、

彼の成しえた最大の功績のようです。


このように、大衆向けに描かれたものが

高く評価されるのは

日本の浮世絵にも通ずるものがあります。


芸術にかける想いや

それを万人と分かちあいたいという想いに

国境は無いんだと改めて気づきました。


そういえば、スペインの建築家ガウディも、

サグラダファミリアを大きなオルゴールとして設計したそうです。

町中を音楽で満たし、民衆に幸せになってもらいたいって。


アーティストって、なんてステキな人種なんでしょう!

そこには無償の愛-究極の愛がある気がしてなりません。


アートに向き合うとき、

神様のようにやさしい

作家の愛を見ているのかもしれません。

そしてそこに

底知れぬ感動を覚えているのかも。


私も、

(絵心はないけど)

そんな大きな人になりたいな。