Renessaince☆
今日は、二週間ぶりにフランス語レッスンでした。
しばらくフラ語に触れていなかったので朝からドキドキしていましたが、
思ったよりも苦しくなかったです。そろそろ半年が経とうとしているから少しは身についてきてるのかな?
とはいえ、リスニングはグズグズでしたけど。。(笑)
今日は、フランス語の意外な側面を垣間見ました。
それは、私に向けられたある質問から先生が教えてくださったのですが、
その質問とは、
「Naoko、depuis combien de temps habitez vous a kokura?」
「ナオコ、小倉に住んでどれくらい経ちますか?」
コレに対して、
「生まれたときから小倉に住んでいます」と答えたかったのですが、
『生まれたとき』という語句が分からなかったので思わず、
「J'habite a kokura depuis … 生まれたときから!」と日本語交じりで答えてしまいました。
すると、先生が笑いながら
「ma nessaince!」と教えてくれました。
la nessaince は誕生という意味。
で、『私』が主体になるからmaという所有代名詞がついて、『ma nessaince』となるわけです。
また先生は、このnessainceを『renessaince』という単語で分かりやすく示してくれました。
これは、日本語読みでルネッサンス。
直訳すると、『再び誕生』で、『復活』というように解釈できるようです。
確か、ルネッサンスってイタリアで誕生した出来事でしたよね?
なんでフランス語が?!と思い、先生に
「イタリアなのに、フランス語が使われていたのですか?」
とたずねたら、
「昔の時代の上流階級では、フランス語が用いられていたんでしょうね。
以前、ロシアの古い著書を読んでいたときも時折フランス語が出てきていて驚いたことがあります!
それだけ、フランスの力が強かったのかも知れませんね。でも、もっと頑張って欲しかった!」
とおっしゃいました。
ヨーロッパって、
アメリカや日本ができるずーっと前から立国していて、すばらしい文化を育み、荘厳な歴史が続いてきたということは知っていましたが、
こうして言語一つをとっても、(例えば今回はフランス語ですが)他国の文化に入り込んでしまうほどの強大な影響力を持っていたことを考えると、
その国の過去の人々やその精神を受継ぐ現代の人々に何か神聖なものを感じずにはいられなくなります。
アメリカや、シンガポールのような都会的な町並みよりも、
ヨーロッパの古い町並みのほうがしっくりくるのは、そういう深みのある歴史を視覚的にとらえられるからかも知れません。
先生は時折、最後の一言のようにフランスへの愛国心をにじませることがあります。
そんなところがかわいくて、ステキだなーといつも思わせられます。
私も、もっともっとフランスのことを知っていつか、第二の母国のように思えるようになれたらいいな☆
9月最後の日は、フランスが昨日よりちょっと身近に感じられた日となりました!