ナルニア国物語
2006年春に公開された『ナルニア国物語 第一章 ライオンと魔女』
このときは、スクリーンで見る機会を逃してしまい、
先日TVで初めて観ました。
実はこの作品、小学校5年生のときに読んだことがあります。
担任の先生が、ツヤツヤで、丁寧に製本されたハードカバーの文庫本を私達生徒のために一式購入してくれました。カバーには、ヨーロッパ風に踊るようなツタの模様が描かれていて、とてもキレイで高そうな本でした。
この物語のほかにも『不思議の国のアリス』、『オズの魔法使い』、『十五少年漂流記』などバレエティー豊かな本がたくさんありました。
まだ子どもだったので、大人の事情は良くわかりませんでしたが、
図書館ではなく、クラスの本棚に保管してあったので、きっとこれらの本は担任の先生のポケットマネーで購入されたものだったのだと思います。
生徒のために、自分の資産を投げ出す先生って、今になって思うとすごくいい先生ですね。
この話の中で、私が一番好きなところはルーシーが初めてナルニアに入国した場面です。
洋服ダンスの中が雪の森へと繋がっているなんて、なんて心躍る展開なのだろうと、ワクワクしたものです。
私も、ルーシーを真似して、母の洋服ダンスに入って奥を確かめたりもしたんですよ(笑)
(当然ですが、タンスの中にはただの壁しかなく、防虫剤の匂いがするばかりでした。)
そして、フォーンのタムナスさんとの出会い、楽しいお茶会をするシーンも大好きです!
上半身は人間っぽいのに、下半身はカモシカのようなフォーン。
なんて魅力的な生きものなんでしょう!
本で読んだことがある物語が映画化されると、
それまで自分が描いていたイメージが壊されるようで、
観るのを敬遠してしまいがちです。
そういう理由から、この映画をスクリーンで見れなかったのかも知れません。
けれど、この『ライオンと魔女』では、私が思っていた通りの世界が広がっていました!
特に、それを感じたのは、キーパーソンの“ルーシー”☆
小さい女の子のあどけなさや、屈託の無い笑顔、おしゃまな様子など、どれをとってもピッタリ!
色が白くて、ピンクのほっぺ。大きな目からは彼女の心の動きが読み取れるくらい表情豊かです。
これが、彼女のデビュー作というのだから本当に驚きです!
現在公開中(?)の『カスピアン王子の角笛』も楽しみです。
今度はちゃんとスクリーンで見ようっと♪
ライオンと魔女 : http://www.disney.co.jp/narnia/shell_content.html
カスピアン王子の角笛 : http://www.disney.co.jp/narnia/


