5月21日

病院に着いて20分。

お産にかかった時間は

なんと1時間半。

 

 

ちょースピード出産で

元気な男の子が産まれました。

 

 


 

2人目とはいえ早すぎでしょw

 

 


彼女は去年PLAに来てから

順調に2人目を妊娠して

自然の流れで自然分娩を選択して

動ける妊婦代表とも言えるくらいの

ムーブメントで

健康的なマタニティライフを

送っておりました。

 

 


 

誰もが予定日より早く出てくるに違いない

5月の新月?満月?🌝

と期待に胸を膨らませ

それでもまだ元気にお腹の中で動いており

陣痛が来る気配を感じさせず

ついに予定日5月16日を過ぎても

陣痛がなかった彼女のお腹。

 

 

 

ところで

陣痛って何で起こるか知っていますか?

 

 

 

陣痛を支配しているのは子宮頸という産道の部分。

 

 

ここは自律神経でいうと

副交感神経が支配している場所。

 

 

副交感神経というのは

みなさんがリラーックスして眠くなった時に

優位に働き出す夜の神経ですわね。

 

 

そう、夕方から朝にかけて働く神経。

だからお産が夜中になることが多いのよね。

 

 

自律神経がいかにバランスよく

大きく働くか

これがお産も支配しておりまして。

 

 

私はこれを身を以て体験しております。

 

 

長男は帝王切開で

次男は自然分娩(TOLAC)で産まれています。

 

 

帝王切開後の自然分娩をどう乗り切るか

これは私の過去記事を読んでいただけたらと思いますが

 

 

強い陣痛さえくれば

必ず生まれてくるのが

赤ちゃんの素晴らしい生命の力というもの。

 

 




 

強い陣痛は

いかに子宮の収縮を促して

産道を開いていくかがポイント

 

 

そのためには

リラックス時に働く副交感神経が

マックスに働いてこそなのですわ

 

 

副交感神経は交感神経とセット!

じゃん?

 

 

そう思ったら

いかに交感神経を刺激するか

なんです。

 

 

交感神経を自分で刺激するためには

そう、運動しか無いんです!!

 

 

 

そして自分と赤ちゃんの力を信じて待つ

 

これもとてもとても大事です。

 


 

待つお産

 

 

私にTOLACを成功させてくれた

湘南鎌倉総合病院の井上産科部長が

大事にしていたお産の仕方。

 

 

この

一番難しい

待つ

ということが

今回の彼女の最終課題となりました。

 


不安だよ

心配だよ

早く出てきて

大丈夫かな

もしものことがあったらどうしよう・・・

 

こんな気持ちが頭をぐるぐる駆け巡り

万が一のことを考えたり

ネガテイブになりやすい

この待つという時間は

とてもとても不安で怖い時間です。

 

 

でも

ここを乗り越えるための精神力は

その人次第なんです。

 

 

周りにいる私たちは何もできないの。

 

 

もう一度思い出して

強い陣痛を起こすためには

何をしたらいいんだっけ?

 

 

彼女が言った言葉

主人がお休みとってくれてたから

そういえば運動もあまりできてないかも

リラックスしまくっていたかも

もっと動いた方がいいですね

むしろ動かないと!

 

そう言って

ハードに動き始めた彼女。




 

PLAで運動してから

午後は山登り。

 

家事も育児もちゃっちゃとやる彼女を見て

ご主人は

お前、元気やなぁ

と言ったらしいです

 



 

本当に前向きで元気な妊婦さん。

 

 

 

とにかく目の前にあることをやる。

 


彼女の目の前にあったことは

運動して交感神経を刺激して

副交感神経がマックスに働き

強い陣痛を自分の力で起こすこと。

 

 

目的がはっきりした彼女は

毎日淡々と体を動かして

来るべき命の誕生をただ待っていたと思います。

 

 

 

そして迎えた21日の朝3:50。

突然起こり始めた強い陣痛。

そしてすぐにバースクリニックへ。

5:20に元気すぎる男の子を出産しました。

 



 

この素晴らしい命の誕生物語は

彼女と彼女の家族の

全ての選択の表れであって

私たちが何かしてあげたからではありません。

 

 

気づいたらやる。

行動する。

それが全ての結果につながる。

 

 

彼女のお産を通して

私はさらにまた

自分のやるべきことが

明確になりました。

 

 

ありがとう

おめでとう

 

LOVE❤️