22歳の長男コジ介

なんちゃって専門学生である。

と言うのも、3年生の専門学校で昨年度卒業予定だったのだが、単位が全く足りず現在2度目の3年生。

奨学金まで使って入学した学校なのに、相変わらず不登校と言う現状で、私には全く理解出来ない生活を過ごしている。

毎日部屋に籠って、動画を観たりゲームをしたりとネトゲオタクまっしぐらな生活。

ただ、バイトはずっと続いており、自分の物は当然自分で購入しているし、スマホの支払いなどを私にさせる事もない。

 

とは言え、何もしない人間と一緒に生活する余裕は、金銭的にも精神的にも私にはないため、以前から「2024年の3月までは学生として対応するが、4月からは家にお金も入れて貰うし、家事も分担してやって貰う。」とは伝えていた。

そして、いよいよ3月突入

 

再度コジ介と、きちんと話し合っておこうと先週部屋から出て来たコジ介を捕まえて、話し合いを行った。

まずは、4月に家を出るのか同居するのかの確認

私も今のマンションにずっと住む予定ではないため、コジ子が中学校を卒業するまでは、このマンションに今のまま住む事を伝えたところ、それなら後一年は一緒に住むとの回答

そうなると、お金も入れて欲しいし、家事もやってくれないと困る。

私からは「最低でも4万は家にお金を入れて欲しい、3万じゃ足りない」と伝え、4月からは4万を生活費として支払って貰う事に決定。

家事に関しては、我が家は3人ともに食の好みが違うため、料理をさせるのは無理がある。洗濯は、娘の下着や私の下着を洗わせるのに抵抗がある。

と言う事で、食器洗いはどうかと提案

コジ介もそれならOKと快諾してくれた。

後は状況を見ながら、手伝って貰えば良いし、その都度話し合っていこう。

 

因みに、コジ介は現在バイトのみで就活もあの様子じゃしていないだろう。

ただ、私としては、バイトだろうが派遣だろうか正社員だろうが、働き方に関してはどうでも良く。

必要な分は自分で稼げるようになれ。

私が思う事はそれだけである。

 

バイト・派遣・正社員それぞれにメリットもあればデメリットもある。

自分で会社を興す道もある。

それを選ぶのはコジ介本人

私が口を出す事は簡単な事だが、自分の人生

自分が選択した道を歩かなければ意味などない。

明日死ぬかもしれない。

自分勝手な人間だと困るが、自分が楽しいと思う道を我が儘に生きて良いと私は思っている。

 

高校生から不登校気味になったコジ介

東京から福岡に引っ越し、学校や人間の雰囲気の違いに戸惑いや抵抗があっただろうと思う。

(福岡はまだまだ体育会系のノリが残っており、コジ子も衝撃を受けていたし未だに抵抗があるようで、「意味が分からない」と呟いている。)

コジ介が高校を卒業してからは私も五月蠅い事は言わなくなり、不登校だろうが、部屋に籠りっぱなしだろうが、私に迷惑をかける事も暴言を吐く事もなく、子供で居られる時間など人生のほんの一瞬でしかないからと好きにさせていたが、そろそろ好きに出来る状態に満足出来てきたのか、コジ介の顔つきも随分変わって来た。

 

世界は無限に広がっている。

一歩踏み出せコジ介!!

楽しみはいつも一歩先で待っている。