看護師さんに注射を打ってもらい、カップをもらうとき
「そういえば、人工授精の時って子供は連れてきてもいいんですか?」

「すいません、だめなんです。だから、誰かに預けてもらうしかないんです」

ガーン!
やっぱり駄目か。
前の人工授精の時は、幼稚園だったから預けれたけど、夏休み入ってしまってるしなー。

誰に預けようかな…。実家が遠い私が頼れるところは、資格試験を受けるときに娘を預かってくれたことのあるNさんしかいなかったのだが、でもその人にも不妊治療の事は言っていないから、なにかしらの理由を考えて預かってもらうしかない。

結局私は、婦人科でがん検診を受けるから娘を預かってほしいと嘘の報告をし、預かってもらうことになった。
病院へは9時に来てくださいと言われていたので、次の日は大変だった。

6時  起床。夫のおにぎり(昼飯)と、朝食を作る。
6時半 着替え、化粧、夫に精子君を出すよう促す。
7時  夫から試験管をもらい、娘とNさん宅へ出発。
7時50分Nさん宅へ到着。すぐに病院へ向かう。
8時55分 病院へ到着。
9時   試験管を担当の看護師に渡す。

11時 ようやく呼ばれ、人工授精をおこなう。

朝から動いているので、とてもぐったりして、人工授精は終わった。
先生は
「いいところにはいりましたからね」
と言ってくれた。
看護師が渡してくれた夫の精製後の精子の運動率は前回の97パーセントよりもわるく、81パーセントだった。

しかも、前の日朝の3時まで酒を飲んでいたらしく、そのことをとってみても、今回はとても期待できなかった。

会計を終え、さあ娘を迎えに行こうと思ってみても、体がしんどくて少し休憩を取らないと行けそうもなかった。

なにしろ、病院からNさんちまでは車で1時間近くかかるため、気合を入れなくてはとても行けない。

仕方なく、娘の昼食を食べさせてほしいということと、私も少し疲れたので、休んでから3時ごろ迎えに行く旨伝え、私は自分の家に一旦帰ることにした。

帰って昼食を取り、少し横になってるとき、

やっぱり今回はだめっぽいなあーと考えていた。
思えば、ベビ待ちしてから約2年…、一回できたものの撃沈の連続。

娘一人でもいいかー。

そんな考えがだんだん自分の心を覆って行くようだった。










さて、一回目の人工授精が全くの失敗に終わり、またまた生理が来て排卵日が近づいてきた。私の生理周期は治療を始めてから、バラバラだったころから比べると、ほぼ30日か、31日でくることになり、これだけでも、

「やっぱ、プロは違うわ~!」

と、感心してしまう。
で、排卵日も、生理が来てからほぼ17日目にくることがわかってきて、自分でも、

『生理が○日にきて、排卵日が○日くらいだな』
と計算できるようになってきた。

生理がきて15日目、排卵チェックの日。
もう夏休みに入ってしまった娘と一緒に病院にきていた。

いつも通り内診室に入り、先生がなにも言わないのでモニターを見ると、

卵胞21ミリ

子宮内膜6.8ミリ

左の卵胞は見えなかったみたいで、右のみ。

先生の話としては、子宮内膜がまだ厚みが足りないから、明後日来てくださいとのこと。

翌々日再び病院へ娘と行き、卵胞チェック。

卵胞24ミリ

子宮内膜10ミリ

やはり、左の卵胞が見えなかった。

先生に明日人工授精を行いましょうと言われたので、またもやHCGを打ってもらう。

でも私は今回はあまり期待してなくて。
というのも、今回排卵日に入る前、ものすごく体調が悪くて、39度台の熱が三日続けてでたり、娘の夏休みで毎日遊びに出掛けて体が疲れていたり、とにかく体調面で全然成功する気がしなかった。

でも、やれることはやっておこうということで人工授精をすることにした。

そしていつものようにカップをもらうとき、気になっていたことを聞いた。
それは…

次回へ続く~(全然たいしたことないから期待しないでね)
実の親でも、ムカってくることありますよね。

いや、実の親だからか?

私の親には、不妊治療の事は知らせてるものの、流産したことはまだ言ってないんですが、今、次姉が妊娠していて、つわりがきついみたいで大変そうだとか、この間一緒に病院へ行ったら、赤ちゃんが2センチくらいになってただとか…。

一応
「へえー」
とは言いますよ。でも、不妊治療している私にしてみたら、すごい羨ましいわけで、これは不妊治療してる人しか分からない感情なんだろうけど、実の母親なのに、イラっとしてしまった。

だから最近、自分から電話掛けることはない。

姉たちも、気をつかってあまり妊娠については聞かないし、言わないんですよ。

この間、夫の知り合いの薬局で娘の薬をもらいに行った時も、

あのフレーズが!

「子供さんはお一人?」

とてもにこやかに

「ええ」

といってやりましたよ。

そこは意地?みたいな…。でもきっと引きつっていたでしょう。
だって、それ以上聞いてこなかったしね。

ほんと、みんな悪気はないんだけど、グサッとくる言葉ですよ。

せめて、実の親くらいは察してほしいもんです。