阪田 寛夫


「ぞうさん」懐かしい^ ^昔々会社入社歓迎会で一曲披露しなくてはならなくて人前で喋ることは勿論歌うなんて!なその頃のワタクシは一番短い歌 というので選曲 ♪ぞうさんぞうさん おはなが長いのね そうよ母さんも長いのよ♪ぱちぱちとなり以来そこではずっと“ぞうさん”と呼ばれることに^ ^


そんな頃に一気にもどりつつ 戦後空襲で焼かれた象舎のまえで長男と・・・というその「ぞうさん」にまつわる逸話は実はフィクションである ということ


キリスト教徒の家庭に生まれ 5歳のとき両親と兄妹と離れ 徳山で祖父とふたり4年間暮らしたという寂しい少年時代

その後台北に呼び寄せられ暮らし キリスト教徒狂信的ホリネスとの関わりなど 


青年となっては土木建築の仕事で現場監督として働きながらという台湾での生活 あまりに人間中心ではないかとキリスト教に疑問を持ち動物文学に文章掲載

“動物には愛したい”と思い“無生物には愛されたい”と思う というのは言い得てるなと⭐️


総督府をやめ執筆に専念 教会牧師の検挙など兵士となった戦中のことなど 1日も欠かさなかったという日記の現存のものからと綿密な まどさん人間探求の阪田寛夫さん⭐️


“ポケットのなかにはビスケットがひとつ🎶や「ヤギさんゆうびん”などなどどこかとぼけていて優しく温かい言葉はこんなひとから生まれていたのだなぁとあらためて思いましまた


カバー表紙が安野光雅さん だんだら模様なんてコトバにそういえば^ ^と 先の幸田文「木」に続き故きを訪ねた一冊でした♪