レイチェル・ジョイス

亀井よし子 訳



前作では 昔ビール工場で同僚だったクウィーニーのホスピスからの手紙に彼女に歩いて逢いに行く というハロルド・フライの旅を


今作は それを待つあいだクウィーニーが 聖バーナディンホスピスの新入りボランティアのシスター・メアリー・アン・コヌーに勧められ 手紙を書くことになる〜彼女のメモをシスターがタイプするという方法


クウィーニーはその手紙では真実を述べることになり・・・そんなふたつの物語の核心に迫りながら 数人のホスピスのシスターたちや入所しているメンバーたちもハロルド・フライを共に待つことになるというホスピスの出来事 

ときにはゲイ・カップルの結婚式など 残された日々を愉快に過ごしながらも哀しい別れは訪れて一人またひとり・・・と切なく


クウィーニーのぽつぽつと奏でる“愛の歌” やハロルドの息子デビッドとの経緯 など胸に迫ります そんななか たどり着いた海辺で創り上げた海の庭ロックガーデン 浜に打ち上げられた鉄細工のウインドチャイム🎶あたりは映像で見たいなぁと🎬こちらも映画になったらイイのに⁈^ ^

実は見逃した「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」上映館があったので来週見に行く予定♪楽しみ


ラストのクウィーニーのお手紙の行方やビール工場のネイピアが実はかなりイイひとだったり⁈とほっとする結末もまた素晴らしいハロルド・フライ“姉妹編”でした📘

カバーイラスト 山田博之 素敵⭐️それに章ごとにペン書きのようなillustration Andrew Davidsonがいつも楽しみでした🎶




余談^ ^

中で「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」を読むところがあって📖懐かしく本棚を探したけれど・・処分しちゃったのかなぁ 

その昔夫の本棚〜手作りの今も使用している にこの本があって それがまたやけに好ましく思えたり 本棚と本も📚結婚を決めた一つだったりしましたʕ•ᴥ•ʔふふふ