ルー・バニー
加賀山卓朗 訳
遊園地のアトラクション「呪われた西武開拓地」で働くハードリー いつも遅刻の彼に割り当てられるのは“死んだ保安官”役 助手はのサルバドールは16歳の高校生〜なぜか彼には好かれている
ある日 駐車違反切符の市庁舎の窓口に並び見かけた男の子と女の子ふたりの足首の煙草の火傷跡⁈を見て児童サービスCPSに連絡を試みるのだが窓口のずさんな対応に なんと!自らその虐待の証拠探しにのめり込むのだが・・・
市庁舎の受け付けのゴス・ファッションのエレノアそのロックを愛する要介護の祖母 共に養父母のもとで育った義兄プレストン〜鉄壁の自己管理で婚約者と生活 その彼に紹介してもらった元私立探偵のフェリス〜熟女 に指導を仰ぎながらなんとか “トレイシー パールとジャックそしてネイサン・ショー弁護士” という家族を割り出し監視 この一家の裏の生活が見えてくる
彩る音楽が おばあちゃんの好きなハードロックをはじめ ツェッペリン プリンス ジミーペイジ🎶話の中に「イカゲーム」や大谷選手⁈があったり普通ベッドに〜というのがフトンだったりとその生活感 仲間マロリーとグエンとの水煙草やマリファナに大丈夫かいなと思いながらもワンコのユッタがかわいい♪
部屋にはブリューゲルの「イカロスの墜落」その海の足2本⁈のように溺れる人⁈“面倒を避けて気ままに生きてきた”ハードリーの23年に終止符⁈
魅力的な人物たち ユーモアあふれる会話トントンと え⁈最後まで行く⁈というネトフリ的展開 場面が思い浮かび マリファナや銃社会にアメリカを見る
お友だちからの一冊 期限も無いのでゆっくりと思ったけれどついついさくさく読んでしまった ラスト数ページは夫帰るで晩御飯の用意中断!もせずやめられない止まらない!!
という初 ルー・バーニーの青春ノワール⭐️
前作のCWA賞など多数受賞という 1963年大統領暗殺が絡む⁈という「11月に去りし者」また読んでみよう♪