逢坂冬馬
歴史教師のクリスティアン・ホルンガッハーはトルコ系移民の生徒ムスタファ・デミレルの最近の素行に危機感を抱き 彼に関わる老人 偏屈者として知られるフランツ・アランベルガーを訪ねる
その彼に託された本で祖母アマーリエ・ホルンガッハーの別の顔 そして“エーデルワイス海賊団”を名乗る少年少女たちの物語世界へと誘われる という現代
その物語
1944年 ヒトラーによるナチ体制かのドイツ
密告で父親は死刑のヴェルナー抑えきれない鬱屈を晴らすべく街区指導者のカール・ホフマン殺害に矛先を
それを阻止のエルフリーデとレオンハルトとに加えドクトルたちと“エーデルヴァイス海賊団”を結成 愛国心を煽り自由を奪う体制に反抗を誓う その一つ抱えていた疑問〜市内を走る線路の行方を辿りその終着地点には何が⁈という探索の旅に出る・・・
こことこスタンドバイミーみたいですが^ ^そんな甘いもんやおまへんねんなこれが💦その後の展開
暗澹とした中にも冒険譚でもあってヴェルナーの成長譚であり全編は青春群像劇の爽やかさ⭐️対 時流に逆らわない醜くい大人たち〜まさに我々やなぁと思う
前作「同志少女よ敵を撃て」あまりにも予約数多く取り消しだったのでこれは頑張りました
まるで翻訳小説のような日本人によるナチス抵抗物語と驚くけれど そんな書き手の国とか垣根はどんどん無くなるのかもしれませんね⁈
チューリップの花びら紙のように薄くなり 茎うねうねもなかなか好きです♪