生涯と作品 改訂版

荒川裕子


1775年ロンドンに生まれ 母親の病気に母方の叔父の元へという10歳 11歳では風景版画に色づけ 12歳で署名入りの風景画を描き 非凡な才能を認めた父親は助手となり水彩素描を数シリングで売っていたそうで版画建築素描に着床やその背景も という早熟な風景画家ぶり


14歳でトマス・モートンに師事 至福の時代と振り返るロイヤル・アカデミー美術学校に入学 

ピクチャレスク〜絵にしたならば心地よいたぐいの美 流行の反映に乗る


1796年初めて油彩を展覧会に出品 その後1802年 27歳でロイヤルアカデミーの正会員になり歴史画も手がけ 大陸旅行のルーブルなどでルーベンス ラファエッロ ティッアーノ などオールドマスターや イギリスで絶大な人気を誇るクロード・ロランに学ぶ


ナポレオンの台頭で歴史画やウォルター・スコットやバイロン卿などの文芸作品にナポレオン関連の挿絵をてがける

1819年44歳 イタリア〜作品にはラファエロなどオールドマスターを描き入れたり ヴェネチアの水彩画が素敵⭐️

その後オランダなどヨーロッパに赴き 1830年にはロワール川逍遥 セーヌ川逍遥など旅行書 文学作品の挿絵も


ロンドンの展覧会場では“ヴァーニシング・デー”のパフォーマンスやイングランドとウェールズのピクチャレスな眺めや奴隷制度を糾弾する絵も

美術評論家ジョン・ラスキンとの出会いはその礼賛によりその後の名声を確固たるものになる


以上自分のためにおさらい^ ^えらい長くなってしまったのでどうぞ読み飛ばしてください


図書館の新刊棚に♪ 



先日 鑑賞の後の複製画を販売のひと〜だと思うの「雨、蒸気、速度ーグレート・ウェスタン鉄道」の解説を漏れ聞いて おお〜となって 裏表紙がその絵だったので



テムズ川に架かる大鉄道橋 

“本来は見えない位置にあるはずのボイラーの赤い火を全面に描き込むことでエンジンの威力を強調” 



帰ってきて検索に書いてあり 本書にもありました^ ^ほかにも速度を表すモチーフのウサギも


2014年の映画「ミスター・ターナー」のことも 触れてありました

↓このときも書いているけど



↓この映画の印象があまりにも悪かったので それ以降すこしターナー感が今ひとつだったのですが



この本で大画家の偉大な画業に酔うことに⭐️ 

そう今までそんなに思ってなかったけれど今回ブルーの色がほんとに素敵⭐️印象に残ったのでした


そういえばナショナルギャラリーにターナーあったよなと今ひろげてみたら❗️

この絵が・・・あるじゃん‼️



フェルメールに夢中だったあのころの私でした💦