ヴァレリー・ペラン
高野優 監訳
三本松 里佳 訳
ブルゴーニュの小さな町の墓地で管理人をしているヴィオレット・トゥーサン 墓地を花で満たして 墓地に来る人々が思わず語る故人との思い出や秘密に耳を傾け 神父やプレスリーの歌をうたう墓掘り人や愛犬のエリアーヌとともにその哀しみに寄り添い穏やかに暮らしていた
そこへジュリアン・スルーという男性が母親のイレーヌの遺言でその遺灰をそこに埋葬されているガブリエルという自分は知らない男性の墓に一緒におさめてほしいとやってくる
“列車から霊柩車に”と警察官というジュリアンから指摘されたように 今は行方不明の夫と踏切の監視人をやっていたヴィオレット 墓地に来てはや19年となるまでの彼女の生い立ちをたどりながら
そのジュリアンとの恋模様 やってくる人々の愛の話 花に囲まれたお墓のメモリアルプレートに刻まれる名言などに これはファンタジー⁈と思いながらが読んでいたのだが 娘レオニーヌについてのストーリーで一挙話がミステリな展開に
イザベル・アジャーニ セルジュ・ゲンズブール ジャン・ルイ・トランティニアンと俳優陣やヴィオレットの愛読書が「サイダー・ハウス・ルール」だったりシムノンやタンタンも出てきたね ジャンゴ・ラインハルトも奏でられ🎶
その場面転換など映画をみてるよう⁈と思ったらなんと監督クロード・ルルーシュのパートナー❤︎ということで「男と女」の53年後を描いた2019年の「男と女 人生最良の日」〜これ話題になったけれどみていない の脚本もということでした
なるほどねー・・・実は先の「黄色い家」とのギャップが烈しくて💦
いつもだったらふあふぁ好きのワタクシだけれど今ひとつノリきれない困りメッコでした