デイジー・ジョンソン
市田泉 訳
姉セプテンバーの誕生から10ヶ月後に生まれついた時からセプテンバーの支配下にあるジュライ だがふたりの結束は固くその中に入っていけない母親シーラ 仕事である創作の絵本の中に彼女たちを登場させることで心の均衡を保っていた
内気なジュライは学校でもいじめの標的にされ 事件に発展!をきっかけにオックスフォードから かつて住んでいたヨークの海岸にあるセトルハウスに引っ越すことになるが その家では奇妙な現象が起こり始める・・・
ねっとりとした空気感 姉妹のいびつな関係や母親の戸惑いに加え ジュライが密かに想いを寄せるライアンになりすましスマホで接触 求めた映像が拡散など今どきの陰湿なSNSによるイジメなども描かれていてヒリヒリとした孤独感
本屋さんで見つけた♪ この表紙にこの題名♪だったら読むでしょう⁈なふんわりとした姉妹の物語かと思いきや⁈
海辺のセトルハウス そのロケーション そこに現れるゴースト⁈ というサイコホラーサスペンスのような映画の映像が思い浮かぶ夏休みにぴったりではないかな な一冊でした⭐️