カバー表紙をはずすと薄鈍色
恩田陸
“呪われた”小説『夜果つるところ』の
謎を追う小説家の蕗谷梢は、豪華客船という「密室」で、関係者たちに取材する。旅の最後に辿りついた「真実」とはー
〜オビより
撮影中の事故により死者が出たりと何度も挫折のいわく付きの原作小説「夜果つるところ」やその作者 飯合梓に並々ならぬ関心をという面々とのクルーズに 夫雅治とともに参加の蕗谷梢という ふたりの視点で進行
最初の座談会と最後の大団円の皆揃ってのセッションと間に個別のインタビューがあり その間にも雅治の前妻 笹倉いずみは“夜果つる”の脚本を書いていた がしかし彼は梢にそのことを話さないのはなぜ⁈という謎にも迫る
この夫妻に加え 角替監督とその2番目の妻であり女優の清水桂子 映画評論家の武井京太郎とそのパートナーの孫のようなQちゃんこと九重光次郎 プロデューサーの進藤洋介 編集者島崎とその妻和歌子 漫画家の綾美と詩織姉妹
これで全部かなー⁈な群像劇
その会話はミステリやオカルト話
メアリーセレスト号10人不明という史実もあって〜これ興味深い
ドボルザークのユモレスク〜遠き山に日は落ちて ビリー・ホリディの奇妙な果実 “白鳥は哀しからずやの牧水 レベッカの書き出し“マンダレー〜” にそうそう! アガサ・クリスティ「鏡は横にひび割れて」〜これ絶対忘れないよねタイトル^ ^
「シャイニング」のスティーブン・キングがウィリアム・フォークナーのコレクターだった〜これ知らなかったなぁ
とまぁ 本や映画に音楽についての雑談⁈🎶に私も加わりながら^ ^豪華客船🛳️でクルーズ アモイや香港立ち寄っての観光もあり 時々ゾワッとしつつ誰もが納得のラストに落ち着いた
653頁って!重いし会話多いし冗長⁈というのは
“15の年の連載期間を経て”
というオビの言葉にそれだからかと納得
しかもこれから作中作「夜果つるところ」発売って⁈長い長〜い前フリやったん⁈か
遊郭「墜月荘」で繰り広げられる三人の母と暮らす私 そこで起きる惨劇⁈ 母もので成就しない恋愛やトランスジェンダー話でもあり⁈な・・・そそられる^ ^作者のおもうツボ⁈
本友さんのこれ面白そうなのというので図書館リクエストしたら準備中になのにもう42番目⁉️結局買ったのでと貸していただきました♪さんきゅ
お返しに次は何を貸してあげようかなと我が書棚を省みるのも楽しい🎵
ひとつ 雅治が梢のこと“おまえ”と呼ぶのが気になったなぁらしくないというかトランスジェンダーとか言うてるのにそれ⁈と
目に入る〜5行くらいに ネーム ソフト リスペクトとあったら ネトフリと読んでいて毒されてるなぁと反省の困りメッコでした💦