エリー・グリフィス
上條ひろみ 訳
海辺の「シービュー・コート」〜素敵ネーミングだけど老人ホーム の一室に住むペギー・スミス 90歳が窓辺で息絶えているのを介護士ナタルカが発見 自然死として処理されるが不審を抱くナタルカはカフェのオーナーで元修道士のベネディクトとペギーの部屋を調べていたら銃を持った人物が現れ本を一冊奪い去る それはシーラ・アトキンスによる「断食して神に感謝せよ」という推理小説だった⁈
二人はその不審者の件で捜査の部長刑事ハービンダー・カーに訴えつつ 同じくシービュー・コートの住人でペギーの友人エドウィンを巻き込みながら独自の捜査を開始する・・・
ペギーは犯罪小説が大好きでたくさんの小説に 葬儀にも現れた売れっ子デックス・チャローナや犯罪小説家のJ(ジュリー)・D・モンローなどからの献辞を冠した本が多数見つかる “殺人コンサルタント”の名刺も⁈
まったりなホームから始まり ナタルカ ベネディクト エドウィンの3人の素人探偵たち 刑事ハービンダーとニール 部屋を早く処分したがるペギーの息子ナイジェルその嫁サリー デックス・チャロナーなど作家や出版関係の人々などなど絡みつつ 第二の殺人⁈
“われわれはあなたのもとに行く”という謎のカードに導かれブックフェスティバルが開かれるスコットランドアバディーンまでドライブやナタルカ&ベネディクトカップルの行方など❤︎ ?を抱えながらも楽しく展開🎶
ナタルカがウクライナ出身というので弟ドミトロがドンバス戦線で行方不明に⁈というのやペギーと仲良くしていたヴェロニカはポーランドのレジスタンスで“スクールガールアサシン”なんて組織名も出てきて今では身近に感じる💦現在のウクライナ紛争や ナタルカのビットコイン話はワキのエピソードも?に貢献
ハービンダー家はインド系だったり BBCで花形だったというエドウィンがゲイだったりと人種やLGBTQもさりげなく描かれて
ネトフリや「刑事モース」などテレビ番組やシェイクスピアもちろんアガサ・クリスティなど本についても幅広く 子ども部屋と思われる壁紙が「タンタン」だったりする🎶
思わぬ人物が犯人⁈の後さらにまた⁈なラスト❗️
各章にそれぞれの人物の名前があって場面展開わかりやすいし 扉の20余名の人物登場人物欄 助かった〜その他にもハービンダーの一家全員もれなく犬の名もに加えファーストネームやラストネームそして愛称と呼び名様々🌀
この手は一気読みタイプなのに まとまった時間なく しかも3日空いたりと跳びとびだったのであなただれ⁈と何度も💦
3人でドライブの際の続かなかった人名を上げるゲーム“わたしはだれでしょう”
無名で宗教関係のベネディクト 現代的なナタルカのなか 御年80歳のエドウィンの古すぎる! マレーネ・デートリッヒ ジェームズ・メイソン ジャクリーヌ・デュプレ 皆解った 古マリメッコでした^ ^