船乗りマーロウが友人たちに語る冒険譚
貿易会社に入社の経緯に始まり
消息を絶ったクルツという男を捜しにアフリカ コンゴへと向かう
出張所から船に辿り着き蒸気船での航海
灼熱の叢林の中の白人の蛮行や現地の人々への侮蔑を帯びた書き様に 先日の映画「RRR」のワンシーンが思い浮かび 当時のイギリスの植民地支配の現実をまざまざと見せつけられる
その後のクルツなる人物に関する話と たどり着く道程には映画「地獄の目次録」の数々のシーンが⁈ なんか似てるぞこの雰囲気⁈と思っていたらなんと!
映画原作だった❗️知らなかったなぁどうりで・・・
巻末のコンラッドの年賦にはほぼ同じ出来事があり 本作はコンゴ RRRインド 地獄の目次録ベトナムと場所は変われどその密林の呪縛のような共通感
映画は うろ覚えではあるがとても印象深くて今も切れぎれではあるがその根底にあるものがズシンと残っている 検索したら2001年に完全版そして2019年にファイナルカットというのが公開されていた また気持ちに余裕があるとき⁈見てみようかな
コンラッドというのと翻訳が高見浩さん そして表紙の絵〜カバー装画 影山徹 に惹かれて しかも文庫本♪寝転んで読む派は腕に負担がかからない⁈^ ^という図書館新刊棚の一冊でした⭐️