図書館バーコード隠しのらふらんす🎶


コルソン・ホワイトヘッド

谷崎 由依 訳


19世紀 アメリカ南部のランドル農園 母親メイベルは娘コーラを置き去りにして逃亡 その後農園のホブで成長したコーラは奴隷労働の過酷な日々をおくる


ある日同じく奴隷の青年シーザーに逃亡を持ちかけられ 奴隷を逃してくれる「地下鉄道」の存在を告げられる 意を決して逃亡のふたりを追う狩人リッジウェイをかわしなんとかサウス・カロライナへ

そこでは寮に住み世話人べシー・カーペンターのもと 文字や言葉使いをおぼえながら自由黒人としてメイドや博物館で黒人の歴史のアトラクションを演じたりの暮らしに落ち着く かにみえたが梅毒繁殖や施される断種手術の促進に再び列車に乗りリッジウェイへと・・・


「地下鉄道」の駅長や運転手〜ランブリーやサム マーティンとエセル などなどさまざまな人々に助けられ農場主のテランスの執拗な追跡を逃れながらの 自由が待つという北をめざす逃亡劇


途中 リッジウェイに捕まるも助けられたロイヤルとのインディアナのヴァレンタイン農場 サムとの再会などにホッとしつつも これで収まらないところや ラスト近くにそっと挟まれた ずっと恨みしか抱いてない“逃げおおせた”母親メイベルのその後が悲しい


図書館予約が届いたとき⁈書評かな?どなたのオススメ??マッタク記憶無しで 読み始めてからも逃亡話あまりに過酷で後悔💦

しながらも読むのを止められなかった!


ピュリッツァー賞 全米図書賞などなど受賞 元オバマ大統領が夏の読書リストに選んだという本作⭐️

シーザーが読んでいた「ガリバー旅行記」のシーンにウルッとしてしまった・・・・