村井理子


社交的で明るく読書好きの母 仕事はジャズ喫茶の経営 田舎の港町で楽しく暮らしていたはずなのに 気難しく威圧的な緊張感を与える「店主の旦那」の父は次第にその店に寄り付かなくなり めったに家族の食卓につかないひとになり たまに一緒の食卓は必ず母か兄が叱られ そんな彼らをうかがいながらの食事をする私 


慎重で集中力がありながら一つことに熱中固執暴走する性格は 父親のことが大好きなのに受け入れられず叱られてばかりの兄

心疾患のため手間をかけられ父親からは可愛がられた記憶しかない私という妹

母親と兄そして私との関係はときに心苦しく重荷でもあり私は独立してからは距離を置くようになり・・・


四人の家族の遍歴を住んでいた所をたどりながら「壊れた」家族たちに想いを馳せる追憶の旅

それはきっとどこにでもあるようなことなのかも知れないし家族とはそういうものかもしれない 私にもたくさん似たような経験や思い当たる節があり 自身を重ねながら読みました


これ本屋さんで チェックの壁紙にモノクロの昭和な食卓風景という表紙が懐かしい雰囲気で手にとった その後数日してから書評に載っていて興味が湧きました 図書館予約^ ^


そんな状況のなか学業に励み留学を果たし と努力なさったんですね お仕事の翻訳の数々のタイトルに「メイドの手帖」があり これネトフリで少し前よく出てきてたやつ 家庭内暴力とかちょっと嫌だなとパスしてたけど ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーとか さっそく図書館予約し Netflixドラマ視聴開始 これがまたなかなか見応えあり⭐️残る9話も頑張ります!