アディーブ・コラーム

三辺律子 訳

装画 小林マキ


生まれも育ちもアメリカ ポートランドのダリウス イラン人の母親〜シーリーン・ケルナー 愛称バーラミ とアメリカ人の父親〜スティーブン・ケルトナー アーリア系 超人 そして妹ラレー〜小2・8歳 と暮らす 

通っているチャペルヒル高校ではデブちゃんボルジャーたちのイジメのターゲットになりながらも モールのティヘブンというお茶の店でアルバイト というお茶をこよなく愛す 鬱のお薬服用の日々生きづらいと感じる心優しい繊細さん


ネットでしか交流のない母方の祖父バブーが腫瘍のため余命いくばくもないというのもあって母親にとっては17年ぶり 一家でイランに帰ることになり そのイランではダリウスがペルシャ語ではダーリーウーシュになり ペルシャ語が上手い妹と違い初めて会った祖父とも馴染めず 親戚縁者との輪にも溶け込めずだったところに 初めての親友と呼べるソフラーブの存在は“アメリカンじゃないところのフットボール”〜サッカーなどを通じてダリウスの物の見方を変えることに・・・


イランでの初めての祖父祖母や周りの人々たちとの関わりはスティーブン・ケルトナーとフルネームで呼び超人と思う父親との関係や母親と妹とのことなど家族の問題などもほぐれて なぜ妹だけが⁈ペルシャ語を などというダリウスの嫉妬心には母親の切ない思いの告白・・というところやソフラーブの父親のことなど 後半あちこちで涙がぽろぽろ💦


イラン🇮🇷についてのこと ペルセポリスを画像検索してみたり アザーンを聴いてみたり ペルシャ語でもありがとうはメルシーというのにへえと思ったり チェロカバブなどなど料理によだれ💦^ ^バブーの庭の“淡いブルーの木の箱に白いジャスミン”⭐️光景想像してみたり

「スタートレック」と「指輪物語」絡みのたとえや“話題転換人レベル10”や・・・だろう⁈だろう⁈という言い回しも楽しくて🎶


題名におおいに共感したの 私もそんなところがあるから しかし実際筆者も鬱症状というのには驚きました 私の今年のベスト入り⭐️そしてこれは夏休みの課題図書にぴったりでは なんてこと思いました📘


朝から本読むと面白かったらなおのことジム行くのサボりたくなるのだけれど今日はチップ&デール水着着る日!と思うとよっこいしょと重いお尻と気持ちを上げて帰ってご褒美の続きを読んだのでした♪