マリアンヌ・クローニン
村松潔 訳
レニー17歳 病院の末期病棟 メイ病棟で暮らすある日ゴミ箱をあさる老女をポーターの目から護ってあげたことからふたりは親しみをおぼえる その老女マーゴ83歳とふたりして病院内に新しく出来たローズルーム〜アートクラスでそれぞれの人生をたどりつつ思い出の場面を絵に描くことになる
1941年マーゴ10歳からの 戦争を経て その後戦争神経症(シェルショック)の父親とのこと ジョニーとの出会い 結婚 ヴィッドを出産その後亡くし喪失感のとき出ていったジョニーを探しにロンドンへ そこで奔放な娘ミーナと出逢いと別れ その後天文学者ハリーと出逢って結婚 そしてまたまた離別〜このシーン⭐️哀しくも美しくて好き^ ^近い将来の我々かもと⁈
と まあけっこう波瀾万丈なマーゴの83年に比すとレニーの17年が儚くて・・・
レニー5歳にして 母親は精神疾患というのに始まり 7歳にスウェーデンからグラスゴーに移住 その後母親はスウェーデンへもどり残された彼女の空虚な日々は致命的な病気で・・・といいこと無しなのに何故か生きいきとしている⁈
病院の礼拝堂のアーサー神父との関わり そしてアートクラスでの絵画となるのですが
死に向かっているふたりなのに何故か多幸感⭐️
ファレル・ウィリアムズの「ハッピー」これまえジャズで踊ったなぁとか クリムトの「接吻」の解釈 ゴッホの「星月夜」と隙間話や物語の始まり ローズルーム アートクラスの立ち上げに奮闘の“臨時雇”の彼女が終盤意外なところに出てきたりとおまけのエピソードも楽しめた🎶
ブロ友ハイジさんのオススメはいつも爽やか読後感^ ^♪さんきゅ