パオロ・コニェッティ
関口英子 訳
北イタリアの四千メートルの名峰が連なるモンテ・ローザ ミラノに住む少年ピエトロは毎年夏になると両親とともに その山麓のグラーナの山の家で過ごしていた そこで友だちになった同じ年ごろの少年ブルーノの道案内で 沢登りや廃屋探検などの森の散策はマーク・トゥェインの世界☆
ふだんは寡黙で ミラノでのことを振り払うように山に入る父親は山では別の顔になりと 父親と繰り返し登った山々だったがピエトロの成長とともにその父親との関係は薄れる
母親はいつでもどこでも周りとの関係を築くのが上手でブルーノの学校継続を彼の家族の元へ説得に行ったり その後の彼についても父親も巻きこみ尽力するもこれは叶わずだったがブルーノはピエトロが家族と疎遠な間も父親と山に登ったりとその関係を築いていた
長い間離れていても会えば昨日別れたばかりのようなふたりの友情のその後 父亡き後母親から聞く父と母との物語 そしてピエトロの目指すものとは・・・
森や湖 岩場や渓流 氷山 そして雪 そんな山々を背景に語られる人々の思いや
そんな人々を背景⁈に山々はそびえる懐深く
石積みの家やたんぽぽの花 その花を食べる牛 そんなのどかな心和む風景もあり♪
山好きのかたには特にオススメです!
書評で「フォンターネ 山小屋の生活」というのを見かけ図書館予約 そのときに著者のベストセラーというこの本があって先にこちらが到着📘
読みかけの本2冊の合間に📚ちょっと気移りして手に取ったら・・・あら最後まで読んでしまったね^ ^
そろそろ返却日間近の📖にもどらなくては(゚o゚;;