パトリック・スヴェンソン
大沢章子 訳

“ウナギは泥から生まれると論じられたアリストテレスの時代からその謎の生態は研究され続け 自然発生?雌雄の区別は?胎生か卵生か?
卵巣と卵が発見されて自然発生説が否定されたのはやっと18世紀になってからで 20世紀になり繁殖地がサルガッソー海という結論に達したのはレプトセファルス幼生の捕獲であって実際に産卵中のウナギも卵も発見されず未だ謎のままのウナギ

サルガッソー海で生まれ何千キロも流れて旅をしていくうちヨーロッパ沿岸にたどり着き 川を遡上 淡水の暮らしというあいだに シラスウナギ→黄ウナギ→銀ウナギへと変態しながら 再びサルガッソー海に帰るのは産卵のため 

その解明に挑んだ科学者たちのなかには 19歳で海洋生物学者カール・クラウスに師事 トリエステで研究のジークムント・フロイトの名も という解明部分には タコの触手一本一本に脳がある というような脱線もあったり スウェーデンやバスク地方のシラスウナギ漁などのこと パン粉をまぶしてバター焼きと料理や 「ブリキの太鼓」「うたかの日々」など文学のなかで語られるウナギ 貪欲な市場を持つ日本〜ウナギってこんなやってと説く私に食べる蒲焼きだけでいいと宣う夫もその一員⁈^ ^  のニホンウナギについても と多岐にわたる☆

そんなノンフィクションの章と 著者の父親とのウナギ釣りの思い出で知らなかった父親の部分をと抒情的な章とが交互に語られる〜これ淡々となのにジンときます
そして最後は “すべては顕微鏡の下に”という海洋学者レイチェル・カーソンをひもときながら絶滅危惧種ウナギ という環境問題で終わります

復習しながら書いてたらなんだかまとまらないʕ⁎̯͡⁎ʔ༄けどこんな感じで^ ^

冒頭のレイチェル・カーソンの
“環境は適応であり我慢して慣れていくもの”
というのにコロナにも慣れたかもとか思いました

さて晩御飯の用意をば 
ウナギの蒲焼やったら面白いけど違うねんな^ ^