ジョージ・オーウェル 新訳版
高橋和久 訳

舞台は1984年のロンドン 指導者ビッグブラザーの党員が住民を支配 テレスクリーンで思想警察による監視が行われている
真理省 記録局で働くウィンストンの仕事は毎日に語彙を減らす“ニュースピーク”を使い現在に合わせての過去記事の改ざん
ヴィクトリーという名のコーヒーやジン シガレットの不味さをおいても嗜んでしまうという味気ない毎日
そんなある日 ふらりと入った古道具屋で何も書かれてない本を購入 クリーム色のページに 後述筆機を使わずにペン🖋で書きつける!言葉は・・・ 

という第一部 ビッグブラザー同盟には 憎悪週 間 二分間憎悪 奴隷プロール 隣人の子どもによるスパイ活動 と殺伐としている
第二部 娘ジュリア登場♪ 古道具屋チャンリントンの計らいの部屋で束の間の幸せを感じるもののいつかは崩壊と不安は隠せない そんなところにオブライエンのブラザー同盟への誘い☆“本で夢見ていたワイン”を味わったものの その後
第三部 囚われたふたり ウィンストンの行く末 は⁈恐怖の101号室とは⁈とたどるのはドラマでよくあるシーンだったりする


コロナ禍で読むべき本 というので早くに予約やっと順番が来たにもかかわらず図書館に期限内に取りにいけず もうええかと思ったけど再予約やっと これは確かに待った価値あり☆

テレスクリーンはスマホや防犯カメラを思わせるし過去の改ざんなど まさに現代に思い当たる節ばかり 全体主義など社会主義思想や哲学的な言葉に突っかかりながらも読み進めるのはいつしかウィンストンと心をともにゆえかな 

途中挿入の ビッグブラザーのスローガン 戦争は平和なり 自由は隷従なり 無知は力なり 
を説くエマニュエル・ゴールドスタインの本や
巻末 付録 ニュースピークの諸原理もまた難解で
ここはトマス・ピンチョンによる解説でなんとか腑に落ちたかな 
大変消耗いたしましたがなんとか読了☆ 

見えない方向に向かうところの恐怖感
五輪開催後の恐怖感と重なりましたʕ⁎̯͡⁎ʔ
9人に2人ということは9万人では2万人⁉️
そこまでは無いにしても・・・