ミン・ジン・リー
池田真紀子 訳

1910年釜山 日韓条約締結され朝鮮半島が統治下のころ 影島の漁師夫婦は障がいのある息子フニに教育を受けさせ妻ヤンジンとともに労働者用の下宿を営ませることに フニ亡き後も娘ソンジャとヤンジンはその下宿屋を続けていた

働き者のソンジャは16歳のときに日本との貿易を生業とするコ・ハンスに誘惑され妊娠 日本に妻と娘がいるので韓国妻にというハンスを拒否 そのとき体調を崩してその下宿屋で看病をしてもらった若い牧師イサクは その恩義を感じ結婚してソンジャとその子を引き受け イサクの兄ヨセプの誘いで彼が住んでいる大阪へ移住することになりヨセプの妻キョンヒと四人の生活に追われる日々のなかノアが誕生
1933年の第一部

その後 第二部は下巻に続く 
1939年〜1962年
イサクとソンジャに第二子 モーザス誕生
イサクの投獄 戦争などなど波乱のなか身を粉にして息子二人を育てるソンジャ助ける義姉キョンヒ 成長したノアは学業に仕事にと励み大学を目指すもモーザスは学業は辞め才能を仕事に発揮がパチンコ業界 そんな中ノアの苦境を救いたいとコ・ハンス現る!が万事うまく事が運んだようでいて悲劇の展開

第三部 1962〜1989年
モーザスの成功 その息子ソロモンが14歳になり外国人登録の指紋押捺をというソロモンの世代へと引き継がれるところで 了

ずいぶん前に書評にあって予約やっと手元に読み出したら先が気になりやめられない止まらない 在日コリアン四世代を描く壮大な物語にぐいぐいと引っ張られここ2日は浸りきり☆重いテーマなのにそれからどしたと先が気になり 登場人物誰にでも感情移入鼻の奥ツンツンしながら耐え忍ぶ日々 は見てもいないのに「おしん」のようと思っていたら解説の方もそう書いてらした^ ^ それにしてもハンス魅力的やし  あとハンスの子ノアがまるでイサクのようでイサクの子モーザスがハンスみたいな⁈のが面白い♪ 
Netflixよドラマにしてよ と思っていたらアップルTVでドラマ化とありました^ ^
日本人の感覚が的確なのにも驚きの 構想30年の大作にして良作☆それにしても昔の人は働き者です私ナマケモノは晩御飯の用意だけは頑張ります