ルシア・ベルリン
岸本佐知子 訳
著者は1936年アラスカで生まれ 鉱山技師だった父の仕事の関係でアイダホ ケンタッキー モンタナを転々とし父が第二次世界大戦に出征後 母と妹とともにテキサス州エルパソにある母親の実家へ
歯科医の祖父 叔父 母親が皆アルコール依存症という環境のなか18歳でニューメキシコ大学へ
3回の結婚と離婚を経て4人の息子をシングルマザーとして育てながら高校教師 掃除婦 電話交換手 看護師などをして働きながらの生活の頃から自身もアルコール依存症に苦しむ
あとがきの紹介文になるほどと納得
そんな実人生に材をとった短編集
時代も前後しながらランダムな展開に彼女の全容が少しずつ浮かび上がる次々繰り広げられる出来事にヒリヒリしながらもその声に耳を傾けたくなり 短いものは1ページ足らずのそれさえにも慄き揺さぶられる
表紙の写真ご本人なんですよね
素敵な装幀はクラフト・エヴィング商會
ずいぶん前書評にあって
翻訳は岸本佐知子というので図書館予約 待ちに待った作品でしたが時はコロナ禍の中 読むのは辛かった そんな人生を思うとなんと平穏な日々!のありがたさをまた改めて思わずはいられなかった
昨日 感想の途中で寝落ち^ ^
しかもそれアップしてました
早速いいねをくださった
ココアさんこはくさん
失礼いたしました
また良かったら読んでくださいませ