ジョン・バーナム・シュワルツ
高瀬素子 訳
英文学の大学教授 イーサン・ラナー
妻で造園家のグレース
10歳の息子 ジョシュ
その妹 8歳のエマ
ある夏の日曜日
一家はコンサート帰り
エマに請われトイレを借りるために
ガソリンスタンドに立ち寄り娘と妻はトイレに
イーサンは用事を済ませ 戻るところ
猛スピードでカーブを曲がってきた車が
ジョシュを轢き殺して走り去る
その車を運転のドワイト・アルノーは
弁護士で離婚した妻ルースとの間に
やはり10歳になる息子サムがいて
日曜日しか会えない息子と野球観戦の帰り
延長戦で遅くなり門限に遅れまいと
夜の道をひた走っていた・・・
という出しからしてしまった感
もっと軽めのミステリかと思ったの表紙に
イーサン グレース ドワイトの独白形式で
吐露されるそれぞれのいきさつ悲嘆や苦悩
コンサートの余韻に浸るジョシュに
危ないからと声をかけるのを躊躇
に繊細な息子をおもう父親を感じる
そしてまた躊躇したことを後悔し
悲しみのあまり抜け殻となった
グレースにも引目を感じるイーサン
トイレを要求した幼いエマまでも
自分を責めてしまい
その家族は崩壊寸前
方や加害者ドワイトの生活も
ずるずると壊れていく・・・
というやるせない前半
中盤ではその家族同士が意外なところで繋がり
その後の展開は?どう着地するのだろう⁈
というところに突き動かされるように
読むの止まらず
せつない結末が印象深い
非常に深い心理小説でした
がしかし コネチカットの田舎道
というせいか飲酒のあとに運転
が結構なされていて
こんなやったらまた新しい悲劇が!
と思うくらい
2000年初版という時代やし?!
てゆうか私はこんな秀逸な作品に
20年も年も気がつかなかったのね
図書館の棚に沈む一冊でした☆

