平野啓一郎
‘‘愛したはずの夫はまったく別人だった’’
弁護士の城戸は かつて離婚調停にかかわった
依頼者 今は宮崎の実家の文房具店を営む
里枝から相談を受ける
再婚した夫 谷口大祐の事故死に際し
過去を語りたがらず音信不通という
親兄弟に 決心して連絡するも
やってきたその兄は これは大祐ではない!と・・・
城戸は忙しいなかにも興味をおぼえ
調査するうちに だんだん「ある男」に肩入れ
自身を重ねてゆく
別人になって知らないところで違う人生を
とはだれしも一度は思うことではないかしら
今が幸せだとしても
でも 終局に向かうにつれて
それが贅沢なことと思えてくる
入れ替わりの人生には
さまざまな 生きにくいひとの
哀しい過去があったりと
思いがけない結末に ため息が漏れる
やっぱりたまに ん?な漢字が出てきたり^ ^
平野啓一郎さん なかなかと好きです♪今回も
東日本大震災の出来事が織り込んであったり
ミステリー風に引きつけながらも深い☆
揺れ動く城戸の心の中に
ひたひたと入り込み描く心理小説
お友達からまわってきました♪
いつも図書館の本は
カバーがコーティングしてあるので
はずしたらこんな素敵な装丁☆
も なんだか嬉しいです♪ありがとう
おまけ
河原のキバナコスモス
今日は暑かったけど お昼休み
お弁当ここでいただきました♪
対岸にもいっぱい♪