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A・A・ミルン

 

山田順子 訳
 
 
イングランドの田舎の名士の
赤い館で一発の銃声が響く
 
たまたま友人ベバリーの赤い館からの葉書に
彼のもとを訪ねて来たギリンガムは
玄関ホールに入り
鍵のかかった部屋のドアを叩く男に出会う
 
二人して庭に回り窓から乗り込むと
そこには当主マークを15年ぶりにたずねてきた
兄 ロバートの死体が!
 
動転する発見者ケリー
〜マークの従兄弟で彼の身辺や屋敷の整備など司る
を助けながら
滞在者ベバリーに再会し
この事件に興味を持ったギリンガムは
彼にワトソン役をふり
二人で解明にあたることになる・・・
 
 
図書館に新訳があったので♪私このミステリー
大好きだったの 小学生頃かな
あの「クマのプーさん」の
A・A・ミルンというので読んだのか
解説にも載っている
江戸川乱歩によるベストテン
「赤い館の秘密」をはじめ
「黄色い部屋の謎」
「Yの悲劇」
「アクロイド殺害事件」
「樽」
あたりは確かよんだなぁ
の一冊だったからかは定かではない
 
巻末のミルンによる
「赤い館の秘密」に寄せてで
ユーモアあふれる作品を望まれるも
探偵小説を書き 評判になり
探偵小説を望まれるにかかわらず
子ども向けの作品を という経緯や
 
きちんとわかりやすい言葉で書く
ロマンスはいらない
探偵の考えていることを
進行に従い読者に知らせる
そのためのワトソン役は好ましい人物に
 
というミステリーに対する姿勢も素晴らしい☆
だから100年の時を経ても読み継がれるんですね
確かに死体は出てくるのだけど
なにやら楽しくてワクワクしながら
子どものころのように楽しみました
 
 
 
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リバティしか着ないおばあちゃんワクワクする♪の巻