原田マハ
東日本大震災のあとの
原発事故の放射能の影響を避けて
京都に逗留の妻 菜穂を訪ねる
父親が経営する たかむら画廊の
篁一輝降りたつ4月の京都駅に始まり
出産を控えた菜穂は東京を離れ
鬱々とした日々を のところ
老舗画廊ので一枚の絵に心奪われる
それは若き女性画家だった
夫の画廊と深い繋がりの
私設・有吉美術館の館長でもある
菜穂の審美眼はひたすら彼女を求め・・・
春の京都
岡崎の枝垂れ桜にはじまり
葵祭 卯の花腐しの雨
祇園祭 宵山 屏風祭 山鉾巡行
貴船の川床 五山の送り火
紅葉 雪の嵐山
と京都を”いりびと”
〜京都意外の土地で生まれ京都に住んでいる人
ってゆうか京都生まれでも
ほんのちょっとやねんな京都人ってご存知のように
の目で描く京都
ほんま”いりびと”としては
繰り広げられる書道の世界や美術界など
京都人の深い部分のつながり人脈やしきたりに
なかなか行けそうもないところ所にも
連れてもろたような
鳩居堂の美濃和紙はまあ手に入れられるかな^^
知っているあれやこれが出てくるのも楽しい
谷崎潤一郎〜「細雪」お花見に始まり
川端康成〜「古都」のようなオチで終わる
というミステリー部分もあって
夫や母親〜ミセス・ロビンソン⁈
や父親 祖父と家族の物語でもあり
画廊や画壇 画家の美術界の内幕にも
こんなものかな と
そしてなんといっても震災をも
しっかり書いてあるところがやっぱり
マハさん☆凄いな
図書館の本途切れ
こないだ「異邦人」出てきたから
久々”カミュ”読んでみようかと思っていたところ
夫がマハさん読んでいたよなと探したら
「異邦人」だったからちょっとびっくりした
先に読み今何処と問う秋の宵
ははん まだそこか と
得意げな夫デシタ